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#15 いろんなキーでメジャースケールを作ってみた

前回の内容を踏まえて
色んなキーでメジャースケールを組み立てていきましょう!
ちなみに、組み立て方法はコチラです。




キーって幾つあるの?


単純計算で12個あります。
鍵盤の「ド」から「シ」までを全て数えてみると、確かに12個ですね。
従って、12個の鍵盤があるということは、同じ数だけのメジャースケールがあり、12個の調号が存在することになります。


( 余談ですが「異名同音」も含めるとメジャースケールのみで15個存在していますが、これはまた今度詳しく書きます。 ) ←フラグ。


では、早速!

Gメジャースケールを作ってみよう

作り方

Gメジャースケールは、主音が「G」つまり「ソ」ですので
まずは「ソ」のところに音符を書きます。

ここをスタートとして、
メジャースケールの音の配列 ( 全・全・半・全・全・全・半 ) どおりに音を並べていきます。

Gメジャースケールの場合は、音の配列ルールにより「ファ」にシャープが付きます。
あらかじめ楽譜の左端、「ファ」のところに「#」を記載しておくと便利です。

では、これを実際に聴いてみましょう。

…(。´・ω・)ん?

これ、ただの「ドレミファソラシド」やん?…とも思われがちですが
メジャースケールの音の配列ルールに従っているため、
どの音からスタートしても
ちょっと高い「ドレミファソラシド」か
ちょっと低い「ドレミファソラシド」のような感じに聴こえるように出来ています。



後々のために覚えておきたいもの

さて、話題を戻します。
冒頭にも書きましたが、調号( キー ) とメジャースケールは密接に結びついています。

上記の楽譜のように、シャープの位置を覚えておくと
のちに調号やコードのところを学んでいくにあたって、いろいろと便利です。


Dメジャースケール

では同様に「D = レ」の音を主音として
メジャースケールを構築しましょう。

シャープを楽譜左側に寄せます。

やはり「ドレミファソラシド」っぽく聴こえますね。


Eメジャースケール

続いて「Eメジャースケール」です。
スケールの構築方法は今までと一緒です。


Fメジャースケール

同様に作っていきます。

今回、ちょっとした違和感にお気付きでしょうか。

「ラ」と「ラ#」が混在していて、「シ」が無い状態なんです。
いわゆる、偏った状態。

例えば、こんなメロディーがあったとします。

楽譜に書くと…。

これ、4分音符だからまだ助かってますが
1曲まるまる
16分音符などの細かい音符でこれが来たら、もはや阿鼻叫喚ですね。ひぃ。


ってことで、
「ラ#」の代わりに「シ♭」で書いてみました。

だいぶスッキリしましたね。
「Fメジャースケール」はフラットを使って書きましょう。


Aメジャースケール

同様に、「A = ラ」の音を主音として構築します。


Bメジャースケール

最後は「B」です。

メジャースケールの主音、キーによって
シャープ、フラットの数が様々ですね。


さてさて、いかがでしょうか。

先ほど「Gメジャースケール」の項目のところで
「併せて調号も覚えておくと便利」と書きましたが
さすがに12個ぶんの調号、シャープとフラットの位置、書き順などを丸暗記するのは、さすがに大変だと思います。


次回以降は
調号のスムーズな覚えかたや法則性、割り出し方なども含めて
いろいろとご紹介していきます。

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