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#18 はじめての五度圏

五度圏 ( circle of fifths )」というものがあります。
手っ取り早く言えば、音楽理論のさまざまな場面で使える便利な早見表ツールといったところです。

今回はその紹介をするにあたって、まず前回の復習から入ります。

各キーにおける「シャープ・フラット」の数、調号の関係と
それを導き出す方法として「5つずつ音を数える」という方法を学びました。

もう一度、キーごとに並べてみます。

シャープ系の進行順です。

フラット系の進行順です。

さて、ご覧のとおり
Cをスタートとして、それぞれが5度ずつの音程で繋がっていて
かつ、同じ音 ( 異名同音 ) である「F# / G♭」までの距離が等しい状態であることがわかります。

要するに

スタートとゴールが同じ音で、
青と赤の矢印の長さも全部一緒
なのです。

だもんで…。

全ての音を結んでみました。

要するに、イメージはざっくりとこんな感じです。

ただ、これだと何のことかよく判らないので…^^;;
必要な情報をここに書き加えてみました。
そうすると…。

こんな感じになります。
今回作成したこの表が「五度圏」です。

五度圏では時計回りに5度上の調が、半時計回りでは5度下の調がそれぞれ記載されています。

それぞれのキーのつながりと調号の数が一目瞭然ですね。

また、今回書き加えた「シャープやフラットの数」の他にも
さまざまな情報を手早く調べることが出来ます。
( 今後、ゆっくりじっくり書いていきます。 )


ということで、
五度圏は本記事において何度も登場します。
頑張って覚える…と言うよりは
登場しすぎて自然と暗記できてしまうかもですね ( 笑 )

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