改めて自分なりにプロレスの魅力について考えてみた
お互いの役割と試合が成立する事の面白さ、それがエンターテイメントとしてのプロレスの魅力である。
と故 上田馬之助は言った。(著書:金狼の遺言より)
プロレスの魅力を伝えるのに、これ以上の言葉があるだろうか?
ドラゴンゲートに出会ったとき「これ以上に面白い興業が世の中にあるだろうか!?」
と心の臓はすぐにバクバク、すぐにのめり込み、その日から一日もプロレスを忘れる日はない私。そう、私は"にわか"じゃない筋金入りの「プ女子」だ。
それからというもの寝ても覚めてもドラゲー一色。週プロ、ホームページなどを毎日読みあさり、あっという間に連れてってくれた友人の知識を超えた。
華麗に技を繰り出すレスラーをすごいと思う、それを受けられるレスラーもすごいと思う。自分だけ魅せられればいいってもんじゃない、相手のすごさも引き出す、相互作用によって魅力が放たれる。それがプロレス。
もちろんすばらしい技は魅了させられるのだけれど、受ける側にもその技を光らせるスキルが必要。
上田馬之助がいう「お互いの役割」とはおそらくこのことを言っているのだろう。
今も昔も、プロレスを「最初から筋が決まってる」と時々バカにする人がいる。しかし技や痛みはガチだ。技を喰らえばリアルに痛いに決まってる。
リング上での戦いはホンモノ、そこに闘争のストーリー性をもたせるからファンタジーの要素も加わり、さらに観客は魅せられる。
CIMAがよく試合後のマイクで「リング上はリアルとファンタジー入り交じった世界」というのはこういうことなんだと思った。
結局プロレスラーはただのマッチョではダメ。エンターティナー性のスキルも持ち合わせていないとつとまるもんではないと思う。
ある意味「命をはった旅一座」ともいえるのかも。
つまりプロレスラーはいろんな事頭にいれながら、傷だらけになりながら、ショーマンズシップにのっとり正々堂々と戦っておるのだ、と思う。
あの汗ばんだ背中から、そんなレスラーの哀愁とロマンを感じずにはいられない私なのだ。
これから増えるプ女子の皆さんにもそんな風に感じてもらえたら、きっとにわかではない、ホンモノのプ女子が根付くのではないだろうか。
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