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matou

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東京とロンドンに其々住む20代女子がゆるりと綴る交換日記。美術に触れたとか、四季を感じたとか、刹那的なのとかなんでも。
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2018年10月の記事一覧

獣ゆく細道への形而上的あこがれ

ふたりからの日記(もはや月記?)を待つあいだ、倫敦は景色が変わりました。白くなったよ。朝と晩の気温は5度まで下がり、白藍が占める空のもと、日向と日陰の境が曖昧になった。「日向を歩けばブリティッシュ」「日陰を歩けばスパニッシュ」ーーー、窓を眺めてそんな区別をつけることももう難しくなりました。 大事な人は日本へと戻っていき、気づけばわたしはいちにちを太陽よりも先に始めるようになりました。 6.00am(気づけばコロンの代わりにピリオドを使うようになったのも倫敦に来てからだ)。

本屋を街に溶かすゲーム

自転車での移動が楽しい気候が続き嬉しい毎日です。 つい気持ちいいから、遠回りをしたり通ったことのない路を走ったりしています。 ふたりはどう?最近、孤独を愛せてる? by 碧ちゃん 走行中の最近のブームは、「本屋を街に溶かす」こと。 碧ちゃんにこの質問をもらい思い浮かんだこのゲームを今回はご紹介しようかと思います。 <ルール> メインの業種にプラスして本が販売できる世界になったら、この店はどの本を販売するか。を妄想するだけ。 例えば、、、 表参道にある役者の稽古場。いつ

モノゴトの起源に触れたい

お久しぶりです、前回の日記から今に到るまで、西日本豪雨や北海道地震、大阪北部地震、日本は大雨や地震などいくつもの災害に見舞われました。 そしてこの文字を認めている今、iPhoneから「地震です」という険しい音でなるアラームが「生きている」という事実を突きつけてきます。 実を言うと、私はめちゃくちゃ臆病で、3.11の震災の映像が衝撃的過ぎて、あれから災害の資料を中々目にできない時が続いていました。見れるようになったのは去年のこと。 災害を境に身の回りの色んなことが崩れていっ