こま

本屋を街に溶かすゲーム

自転車での移動が楽しい気候が続き嬉しい毎日です。
つい気持ちいいから、遠回りをしたり通ったことのない路を走ったりしています。

ふたりはどう?最近、孤独を愛せてる? by 碧ちゃん

走行中の最近のブームは、「本屋を街に溶かす」こと。
碧ちゃんにこの質問をもらい思い浮かんだこのゲームを今回はご紹介しようかと思います。

<ルール>
メインの業種にプラスして本が販売できる世界になったら、この店はどの本を販売するか。を妄想するだけ。

例えば、、、
表参道にある役者の稽古場。いつも奇声(発声?)が聞こえ、一度は外で泣いている女性も見かけてうう。ってなったあの場所はたぶん『役者は一日にならず』、『一流の狂気』を置く。そして泣いている彼女に向けては、癒やす本と思わせて『インナービュース』で枠にはまらない生き方への衝撃とか『懲戒の部屋』で人間の闇を直視させていく。表参道というエリアにあるにもかかわらず、そこから役者を引き離し磨き上げていくような場所だと妄想しています。

オーナーの思想が染み出す本が並んでいることを想像してニマニマするだけの時間だけれど結構楽しいです。ちなみに、置かれる本が思いつかないときはお店の近くの本屋に入ってみると意外とこれだ!と当てはまる書籍に巡りあえたりします。街の本屋のセレクトはほんとにすごい。


ーきっかけは本屋閉店情報に対する行き場のない気持ち

いきなりどうしたの?若葉ちゃん。とか言われそうだから、始めたきっかけも書いておきます。
きっかけは元WIRED編集長の若林さんの言葉に触れたとき。

WIREDの発明はデジタルテクノロジーに焦点を置いたことだ。おかげで音楽やスポーツなどを横断した情報を発信できた。ただ、いまはもはやカテゴリでは語れない事象に溢れている。社会の平均値が取れなくなった中でメディアは試行し続けるだろう-by 若林

ふとそれは情報の集積物を扱う本屋も一緒なのでは。多様さを受け入れるのは一人(一箇所)では難しい。多様さは多様な受け口を用意すべきだと思ったのです。私は六本木ブックセンターという名店の閉店や、書店コンサルで働く友人が語った大型書店のみが残る未来像にしこりを残していたのでしょう。多様な受け口を探し始めたときに気持ちが軽くなったことを覚えています。

今の私は、苦手なものもすべて内包しようとしていた時期が長いからか、孤独の愛し方を忘れているような気がします。ただ、この本屋を街に溶かすゲームでくすくすニマニマしながら自転車で街をさまよっている自分は結構好きかな。なんて思っています。

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モノゴトの起源に触れたい  by oyu

話は変わって先日、2人とテレビ電話でお話しました。おゆちゃんが隣にいて、碧ちゃんの珍しいパンツスタイルを画面越しにみしながらざっくばらんなお話する花金。楽しかったな〜。
電話のあと、おゆちゃんがPythonで作っている生命について知り合いに話したら、あれよあれよとAlifeのanimaというチームにつながり未来科学館に遊びにいきました。生命とは?って質問を純粋に研究する美しさと、面白い表現方法で一気に興味がわきました。そして先日まで知覚すらしていなかった情報が一気に流れ込みとても高揚しています。
私にとっておゆちゃんこそ、様々な世界を行き来して人を引っ張り込むアリスのチェシャ猫のような珍生命ですが「モノゴトの起源に触れたい」と発言するおゆちゃんはとても応援したいです。

は〜〜。12月にリアルに会えるのがすごく楽しみ。

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