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言うだけなら誰でもできる。でも、それがすべてのはじまり

いつも聴いているちきりんさんのVoicy。

とてもおもしろいので皆さんも聴いてみてください。

たまたまこの放送を聴いていた時に、中3の娘も一緒にいて、いつもはわたしの聴いているラジオになんかなんの興味も示さない彼女が「へえ。そうなったらいいな」とつぶやいたので驚きました。

「そうなると思う?」と聴くと「無理じゃない〜?」と言っていて、結局は「孫の世代になったらなっているかもね」というところで落ち着きました。

子育てをしていて思いますが、小中学校って自分たちが通っていた30年ほど前とほとんど何にも変わっていないと思います。

私立中学だって、オープンキャンパスなどでは良く見せますが、結局「唯一の答えを見つけ出せたものが勝ち」という教育なんじゃないですかね。

教育現場についてはちきりんさんのいう通りなのだけど、じゃあ、実際にそうすることは可能なのか。動画によるインプットと教室でするアウトプットの比率をどうするか。授業しないなら教師は何をするか。大学受験はどうするのか。まずはそこからだし、授業をしないとなると、教職課程も変えていかないといけない。そもそも日本という国はどんな人間を育てたいのか。将来のヴィジョンはあるのか。その全てを変えて誰が責任をとれるというのか。そんな火中の栗を拾う人がこの日本にいるのか。そんなことを考えると暗澹たる気持ちになってしまいます。

個人的にも教育現場には絶望しかないので、どう考えても無理でしょって思います。言うだけなら簡単だって。

でも、よくよく考えてみると、なにも言わなければなにも始まらないことにも気がつきました。「進む道はこっちだよ」そう言ってくれる人がいないと人間はブレーキを踏んでハンドルをきれません。でも、ブレーキを切ろうとする人が増えれば、少しずつ空気が変わっていきます。言う人の次には動く人が出てきます。それから、人は自分がなにができるかなと考えて実行していくものなのかもしれません。

孫の時代には、みんながその子にあった教育が受けられるように、願いつつ。

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