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【企画】私の心に残る旅

体が勝手に整ってくれる場所、ハワイ島。

ミーハーと言われてもハワイ、それもハワイ島は私にとって特別な場所だと言えましょう。

オアフ島に行ったことはあってもハワイ島は初めてだった。夫がある漫画に影響を受けて、ハワイ島にいくことになった。

ハワイ島の第一印象は黒かった。溶岩で大地が真っ黒。そしてオアフ島のような浮かれた感じはない。車がないと死にそうなぐらい何もない。木も水もガソリンスタンドさえない道路が続く。ここがハワイかと驚いた。

ハワイ島の観光拠点、カイルア・コナはさすがに店もあるし、ホテルもあるし、賑わっていた。でも、ワイキキとは比べ物にならないぐらい小さい規模。高くそびえるビルはない。川島さんや島村さんなど日本人の名前を持つ日系人はたくさんいるけど、日本人観光客はほとんどいない、それが15年前のハワイ島。

それでも、ワクワクした。飛行機を降り立った途端にここはハワイだ!と一瞬に感じる爽やかで甘い匂いのする風。地平線と水平線が一緒に見える広くて視界を遮るものがない大地。

そこに1週間いた。すると2日目に便秘が治った。5日目にくせっ毛がストレートパーマをかけたかのように真っ直ぐになった。これは個人的な体感だけど、真っ黒な大地から常に地熱を感じ、道路を歩いているだけで岩盤浴でもしている気分だった。体の中がスッキリしていく。

今までいろいろな国へ行ったことがあるけれど、それまでの海外旅行はたいてい緊張と興奮で到着日の夜は眠れない、翌日以降は歩き回ってくたびれて寝る、慣れない環境で、髪の毛や肌が日を追うごとにボサボサ、パサパサになってくる・・・というのが常だったけれど、勝手に体のメンテナンスがなされていると感じた旅行は初めてだった。

だからハワイ島は私にとって特別な場所です。体が勝手に癒されて、体を正してくれる場所。他の場所へ旅行に行く時は、何か見たい、食べたい、したいという気持ちでスケジュールを組んで張り切るが、ハワイ島へ行く目的は、大地を感じて、空気を吸って、海に触れて、ハワイ島をいっぱい感じたいと思って行く。そういう旅です。

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