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卒業していく

次女が1歳になり

ハイハイしてつかまり立ちをして

なんとなくママと言えるようになった

そんな成長は喜ばしくも少し寂しい

不妊治療をしていた時は
まさか自分が2児の母になれるなんて思っていなかった

奇跡を2回も経験できて
幸せだと思う

我が家は3人目を作る予定はないので
次女の成長は
私の子育ての終わりを意味する

もう、妊娠出産はもちろん

首が座る前の抱っこ
授乳の後のゲップ
テープオムツ

この1年で卒業したものがたくさんある


今、目の前で眠る次女の顔を
一生忘れないと思うが
長女の時も同じことを思った


しかし、人間は忘れてしまう


愛おしい寝顔も
笑い声も
一生懸命ハイハイして向かってくる姿も
私以外に抱っこされた時
必死に私を探して手を伸ばしてくる仕草も

文字では覚えているが
その光景は
覚えているようで曖昧で

毎日が目まぐるしく過ぎて

我が子を可愛くないと思う瞬間
もう投げ出したいと思う瞬間

辛かったことばかり思い出してしまって

写真を見返すと
やっぱり楽しかったことを思い出して
愛おしい気持ちが蘇ってきて
その写真よりも少し大きくなった目の前にいる娘たちを見ると

自分も頑張ったなーと思ったり

まだまだ子育てはこれから、というか
生きている限り
子供のことは可愛くて心配で
面倒だと思われても
きっと私は世話を焼いてしまう気もするが

それでも、少しづつだが確実に
過ぎていく時間の中で
変わっていくものが多すぎて
その尊さに
過ぎてからしか気づけないのだとしたら
少しでも今
手と目と愛を
子供たちに捧げたい

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