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何が転機になるかわからないもんだー男子と話せなかった私のきっかけー

男子と話せるようになったのは中学3年生です。

いつから男子と話さなくなったか

話したくなかったわけではありませんが、積極的に話そうとも思わなかったので、結果的に男子と話さない(話せない)時期が長くありました。

保育園のときは人数も少なかったし、男女関係なくいろんな人と遊んでいました。

幼稚園にあがると急に人数が増えて、遊ぶ人が固定されてきました。
男子と遊んだ記憶はありません。
活動の中では普通に話していたと思います。

小学生になるとまた人数が増えました。
人見知りの私はごく数人の同性の友だちとばかり遊ぶようになりました。
それでも絡んでくる男子はいたし、そのときは普通に対応していたと思います。

小学3年生のクラス替えで、話をしたことのある男子はみんな違うクラスになりました。
そのあたりから男子とは話さなくなりました。

特に理由はありません。
人見知りで、誰とでも仲よしフレンドリー!という性格ではなかっただけです。

小学校高学年になると、みんな異性を意識するようになります。
男子と必要以上に仲がいいと「あの子男好きじゃない?」などと陰口を叩かれる恐れもあります。
わざわざそんなタイミングで男子と話せるようになろうとも思わないので、ほとんど話さないまま、話しかけられることもないまま小学校を卒業しました。

男子による私の評価(予想)

私はつり目できつい顔をしています。
初対面の人には「気が強そう」「笑わなそう」「しっかりしてそう」と言われることが多いです。
実際は小心者だし、よく笑います。しっかりもしていません。
完全に見かけ倒しです。

小学生時代、周りの男子も例外ではなく私のことを「気が強そう」「笑わなそう」、つまりこわいと思っていたと思います。
話したことがないので見た目で判断するのは仕方のないことです。

わたしは「こわいって思われてるんだろうな。私も話したことない人こわいし、男子とか何考えちょんかわからんけんいいや。」と思っていました。

そんな私にも男子絡みで嬉しいことがありました。
小学6年生のときです。

私は小さいときからそこそこ運動神経がよく、特に球技が得意でした。
しかもバレーボールをやっていたので、その頃には球技のセンスに磨きがかかっていました。

ある日体育のあと体育館から教室まで移動していたとき、後方から男子の会話が聞こえてきました。

「なぁ、バスケで同じチームになる女子誰がいい?」
「俺はわかさん(筆者)」
「でな。俺も。」

数人が俺も俺もと言っています。
思わずにやけました。

私は当時バスケのパスカットがめちゃくちゃ上手でした。
パスが出ようもんなら片っ端から横取りしていました。
でもシュートはど下手だったのでカットしたらすぐ男子に回します。
相手から奪ったボールをくれてシュートさせてくれるなんてなんて健気な女の子でしょう。
正直、高く評価されているという自覚はあったのですが、実際耳にすると嬉しくてたまらなかったです。

とにかく、そんなことがあってから男子だからといってこわがる必要はないかもと思い始めました。

男子と話せるようになるまで

中学生になると異性への意識はさらに強まります。
異性と話せる子たちもどこか浮足立っているのを感じていました。

私は男子と話さない生活を何年も続けていたので関係なかったのですが、でも確実にハードルはあがっていました。

何年も話してないのに何きっかけで話せばいいのか。
急に話し出すと周りの目も気になる。
「わかちゃんが急に男子に話しかけたぞ!色気づいたか?」って思われるかな。
「え?わかさんに話しかけられたんやけど!俺なんかしたかな💦」って不安にさせるかな。
あーーー!考えるのめんどくさーーーい!!

という感じで考えるのをやめました。
(はい。自意識過剰です。中学のときの話なので許してください。)

転機は中学3年生の国語の授業のときに訪れました。
国語の先生はとても気さくでおもしろい人で、私はよく目が小さいというイジリをされていました。
ご心配なく。私ものっかって遊んでいました。

その日の国語の授業は、プリントだかワークだかをやって、できた人から先生のところに持って行くというものでした。
私が持って行ったところ、「わかは目が小さいけんだめー」と言われました。
私は人差し指と親指でまぶたをカッと開いて「目大きいけん大丈夫」と言いました。

それを見ていた男子グループがどっと沸きました。
ウケたんです。
席に戻ると「わかさんっておもしれえんやなぁ!」と話しかけられました。

あとから聞いた話では「女子と話しよんときはよく笑いよんし、明るいんやろうなとは思いよったけどよくわからんかった。」とのことでした。
「こわかった」と言わずに「よくわからんかった」と言ってくれるだけ優しいと思ったし、男子もちゃんと気をつかえるんだなと思って(失礼)、私も男子がこわくなくなりました。

その後そのグループのうちの一人に初恋をし、叶うのですが、先生とのちょっとした会話がきっかけでそんなことになるなんて。
何が転機になるかなんて、わからないものですね。

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