不思議な力(17話)
この頃に長年飼っていた金魚の一匹が
口を苦しそうに開けて、お腹を上に向け、
死にかけているところを見ました。
それを見て悲しくなりパニックになりました。
すると、その瞬間に金魚がたちまち元気になり、
ビックリして母に急いで報告しに行きました。
その時は「そんな偶然もある」と母は言いました。
実は天使だった頃の得意技だった事が記憶から消えていただけである。
忘れるという事は感動する事でとても新鮮です。
その為に皆前世の記憶を消してきているんです。
その後もペットの鳥も死にかけの状況から同じく生き返える事がありました。
飼っていた犬のポメラニアンが高い所から落ち首も曲がり、
どこからともなく血が出て息も上がり硬直したまま倒れてしまいました。
自分自身もパニックのまま自分の命を掛けて神にすがりました。
すると、折れ曲がった首が私の目の前でポキポキ音を立てて元の位置に戻り、呆気に取られている内に流れていた血が身体からも床からも消えて何もなかった様に尻尾を振ってキョトンと私の前にいるのです。
ビックリして身体や耳を調べたり口の中を見たり分けもわからない状況で触りまくりましたが傷一つ消えていました。そんな事もありました。
火事場の馬鹿力は極限のところで発揮されます。
そういうものです。
何も特別な事ではありません。
母は霊感が強く、生きている人と霊の見分けがつかないほどでした。
お盆になると毎年、家に来る霊に話し掛けていたり。
生き霊と話しをしたり、少しばかりの私の未来を当ててみたりを特別感無く普通に報告してきたりするので神秘的な世界への憧れに心が傾き、日常の逃げ場でもありました。
中学一年生の時に、自宅の湯船にてある出来事が起こりました。
常に死にたいと思う様な心情だったので波長もとても低いものになっていました。
地場の影響と私の心の状態が見合ったのか、窓からスーッと何者かが入り、生身の人間ではない者からレイプをされた経験がありました。
痛い感覚と気持ちが良い感覚と信じられない思いが交差しながらの出来事でした。
不思議とその日一日膣がキリキリと痛む感覚が続きました。
未だに、何者か不明です。
つづく
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