「独身だけど、今日から親になります」 子供の感情を抱えて大人になった人への日記-7

今日は父の日。
私は実の両親との関係が劣悪なので、この日はいつも複雑です。

でも義父に倣って、今は自分も親になった身。自分の事に一生懸命な息子が祝ってくれる事を期待せず、私は義父に感謝する日にしようと思います。

人間って油断すると「私にちょうだい」って態度になっちゃうんですよね。
私自身も欲しがりなんで例外ではありません。

でも親になってみて、親が子供に向けて「欲しがりさん」になったら、子供にとっては重すぎるんだという事がわかりました。

でも親も人間。誰かにあげてばかりでは、減ってしまう。減ってしまえば求めるのは自然な事。

私の両親は「毒親」ですが、悪い人だったんじゃなくて、一生懸命私に与えて、欠乏症みたいになっちゃたのかもしれないと、今は同情できるようになりました。

欠乏を人は何かで必ず埋めようとします。
酒、タバコ、異性、友人、楽しい時間、高価なプレゼント、称賛、スキンシップ…etc

人には愛情を感じる5つの型があり、その型をラブランゲージと呼ぶそうです。
・一緒に過ごす時間
・肯定的な言葉
・尽くす行動
・プレゼント
・ボディタッチ

この五つの中から、自分の「型」にあった物で埋めようとするのだそうです。

あなたは何で足りない物を埋めようとしていますか?

もう一つ考えて欲しい事があります。
求める相手は適切ですか?

何かで埋めること自体は悪い事じゃありません。
人間は飲み物も食料も娯楽も必要ですから。

でも、いつかは尽きるし、飢えるでしょう。だから欲しがりすぎて「依存」してはいけないし、欲しがる相手がそれを持ってるかどうか、よく見て頼むのは重要です。

喩えるなら、スーパーマーケットで高性能なカメラを求めても出てこないように…

心の隙間を埋めるため、酒に求め過ぎても行けません。博打もパーティーも同様です。
もし「依存してもいい物」があるとすれば、限りのある物では足りません。

もしあるとすれば「永遠に続く物」ですが、あなたは「永遠」を知っているのですか?

もし知っていたら、あなたが欲しい物はその人からもらってください。
そしてもらって、もらって、余った物を分け与えれば良いと、私は思います。

いま私は義父に足りない物を求めています。彼には私に足りなくて、欲してる物がわかってて、用意してくれています。

そして何より、どんな事があっても、私にそれを与えたいと言う、強い強い意思と愛情を持ってくれているから。

そんな人、あなたにも見つかるといいですね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?