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コロナ禍による大芸人廃業時代に突入

初めまして。

東京で芸人をしている山崎です。

写真で言うと向かって右です。

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はい。見た目の特徴が皆無のコンビ。

「地元の友達に似ている〜」と言われた事は数知れず。年齢は36歳、コンビ名は「ハウメニーピーポー 」

昔、事務所のマネージャーに「あんたの顔、4秒で忘れるわ」と言われた事がありました。覚えてください。


知ってますか。ありがとうございます。

知らないですか。初めまして。

右も左は分かりますが、他のSNSでは書けない事を書いていこうと思い、この度、noteを始めました。


■「コロナ禍による大芸人廃業時代」について

4月7日に発令された緊急事態宣言。

三密は避け、ステイホーム。飲食店などは営業自粛や時短営業。イベントは軒並み中止や延期。もうすぐ2ヶ月…当然ですが都内はまだ解除されません。

本日、5月21日に政府が専門家の意見を聞き、31日を前に解除する可能性がある、と言うニュースも出ていますが、解除されても、当たり前ですが今までの日常は戻ってこないでしょう。

飲食店の経営者でもなければ、医療従事者でもないので自分に関係する範囲と言う事で「コロナ禍による大芸人廃業時代」について見解を述べますが、その前に知っておいて欲しい事がある。

■「(まだ)売れていない芸人」の実態

1:事務所に所属していても給料制ではない。完全歩合。

(給料制の芸人もいるが大半は完全歩合制)

2:事務所のお笑いライブに出演しても基本ギャラは出ない。

(ギャラが出る事務所はある)

3:お笑いライブは基本的にノルマを払って出演して、チケットバックを貰っている。

(ノルマ:ライブに出演する為に主催者に払う金銭。会場レンタル代からMCギャラや諸経費を引いた金額を出演芸人で割った金額が基本。コンビ3000円、ピン1000円などが相場)

(チケットバック:ノルマを払った上でお客さんを呼んだら、チケット料金x○○円みたいな感じで貰えるシステム)

(ギャラありの売れていない芸人もいるし、ノルマのないライブもある)

テレビで見る「お笑い芸人」しか「お笑い芸人」として認識、認めていない一般層は、本当に1〜3を知らない。

だって、普通に考えたら、つらすぎでしょ。

ノルマ払って、お客さん呼べなかったらマイナス。交通費もかかる。打ち合わせに使った喫茶店の料金、小道具代もかかる。

普通はお金を頂いて舞台に立つ、それがプロの芸人。

■では「なぜ彼らは金を払ってでも舞台に立ち続ける」のか?


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