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晩秋の綿花

今日もあぐらをかいている。
書きたいことがあるような、ないような。
でも何か書きたいんだよね。
書くってことをしたい。
そう思いながらパソコンの前にいるんだけども、雨まで降ってきちゃって、冷蔵庫だけずっと唸ってる。

寒くなったねえ。
築五十年の家に住んでるからなのか何なのか、冷えるのよ。
朝白湯を作るんだけど、そうするとここから先、わたしはもう冬です。
あったかいアウターが欲しい。
予算内の、数年持って、そこそこ(身の丈に合う程度に)綺麗で、とにかくあったかいの。
いいじゃん!て思ったものは超えてるんだなあご予算を。
朝、足をさすりつつスマホで探して、ぶつぶつ文句言いながら白湯沸かしてる。

この夏綿花を育ててね、アオイのような花が咲いて、実を実らせて、はじけるともこもこの綿ができてね、猛暑のなか逞しく育ってたんだけど、日本では一年草なんだよね。
あったかい国では多年草なんだけど。
花を次々に咲かせると実になって、実らせるとエネルギーを実に集中させるのか、花を咲かせなくなる。
すべての実が綿になると、ああこれで終わってしまったのか、一年草だもんな、あとは枯れるのを見届けるだけなのかな、と思ってたら、また新芽を出し始めて、花を咲かせて、今二度目の実がなってる。
百均の小さなプランターで育てたから、土にも根を張る場所にも限界があるだろうに、なんて逞しいんだとひたすら褒め称えてるよ。
綿になりきるまでに暖かな気候が残ればと思ってたけど、どうかな。
がんばれたらいいな。
綿花の葉っぱって紅葉するんだね!
知らなかった。
だんだんと赤い葉が増えてるけど、最後まで見届けようと思う。
子どもの頃にマンションのベランダで育てたのを思い出して種を蒔いたから、思い出ごと愛着があるよ。