奴隷問題
「アメリカの黒人演説集」を、読んでいます。
もちろん、勉強のためです。
学生の時に遊んでばかり居たから、今になってあせるのです。
奴隷問題が日本に関係がないと考えるのは、大間違いです。
16世紀から17世紀にかけて膨大な数の日本人が奴隷商人によって海外に連れ去られました。
1587年、豊臣秀吉はイエズス会の布教責任者であった宣教師ガスパール・コエリョを呼びつけ、人身売買と宣教師の関わりについて怒り狂って、厳しく詰問しています。
小柄とはいえその頃の秀吉は、腹が座った国家代表です。
(鳩や管や豚や李明博などと比較してはいけません)
日本がやがて鎖国に踏み切った背景には、実は深刻な奴隷問題がからんでいたのです。
鎖国によって外国人商人の活動を厳密に監視・制限してはじめて、日本人が奴隷として輸出されることは、ほぼなくなりました。
さて、その奴隷の輸出先はどこであったか?
それは、ポルトガル、スペイン、オランダ、イギリスなどの、ヨーロッパ諸国でした。
その悪しき伝統をイギリスから引き継いだアメリカが、当然のように大規模に奴隷制度を、最後まで使いまくりました。
元はといえば、有色人種に対する蔑視が原因なのは言うまでもありません。
そしてもっともっとさかのぼって考えると、
それは歪んだキリスト教に行きつきます。
イエスの肌が白くはなかったことは、歴史的な見地からほぼまちがいありません。
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