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命日ダイエット
一昨日は正岡子規の命日だったので、命日ダイエットを敢行した。
だから該当者なしの昨日は、仕込んでいた鶏チャーシューをたらふく食った。
そして本日、9月21日を迎える。
今日はなんと、宮沢賢治とジャコパストリアスの命日なのである。だから肉と魚は食えない。
朝はパンで、昼からさっそく精進料理。
玄米に引き割り納豆、鶴橋のカクテキ、梅干、自家製のガリ、アスパラガス、冷奴、ラッキョ、磯海苔。デザートは、武蔵からもらった梨。
夕食のことは、まだ何も考えていない。
今更だが、正岡子規の句で私が一番好きなのは、「松山や 秋より高き 天守閣」。
宮沢賢治は、迷わず「虔十公園林」。
ジャコパストリアスのアルバムでは、「ワード・オブ・マウス」である。
子規は病床で、
糸瓜咲て痰のつまりし佛かな
痰一斗糸瓜の水も間に合はず
をとゝひのへちまの水も取らざり
の、絶筆たる、へちまの三句をよんで、東京の根岸で亡くなった。34歳。
宮沢賢治は、生まれ故郷である、岩手の花巻で亡くなった。37歳。
ジャコパストリアスは、フロリダのナイトクラブに泥酔状態ではいろうとして、ボディガードに殴り殺された。35歳。
この3人の中での、最高齢者である宮沢賢治より、すでに私は23年も長生きしている。もっと言えば、私は宮沢賢治の全生涯の、1.6倍生きているのだ。
洗面所の鏡に写った、私によく似た顔を見て思った。
「こら、あかんわ」。
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