医学的!尿漏れ予防の体操
尿失禁は無意識化の尿濾出です。
腹圧性尿失禁、切迫性尿失禁、溢流性尿失禁、反射性尿失禁に分類されていて、成人女性では約25%が失禁を経験するといわれています。
本日は妊娠・分娩後や加齢にともなう骨盤底筋の脆弱化と尿道自体の閉鎖機能により生じる腹圧性尿失禁の治療に用いられる体操を5分で学習します。
腹圧性尿失禁の治療
軽症の場合、保存的治療として骨盤底筋体操を行いますが、効果が表れるまで3か月以上かかるため、薬物療法と併用します。重症の場合や、骨盤底筋体操によって改善しない場合は手術などの外科的治療もあります。
骨盤底筋体操の実際
骨盤底筋体操は、骨盤底筋群(尿道・膣・肛門括約筋)の収縮と弛緩を意図的に繰り返すことにより、脆弱化した骨盤底筋を強化する体操です。
①仰向け、座った姿勢、立った姿勢どの姿勢でもOK
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②深呼吸のようにゆっくり息を吐きながらお尻の穴をしめる
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③お尻の穴をゆるめる(息をすう)
この手順を1日30~100回行います。腕立てや腹筋体操と同様に筋肉を鍛え、肥大させることで尿漏れを予防するので継続することが重要です。