『レオン 完全版』を観終えたあなたへのおすすめ
(書いた人:ユーコミス)
少女マチルダと殺し屋レオンの、悲しくも美しい愛と死の物語ーー。
1995年の公開から四半世紀以上たってもなお、根強く愛され続ける映画『レオン』。
この記事では、一本の映画を観終えたあなたに寄り添うお薦めを、映画から音楽、本にわたって、さまざまお届けしていきます。
映画
『グラン・ブルー』(原題:Le Grand Bleu)
『レオン 完全版』と共通点の多い作品です。
まず、監督が同じくリュック・ベッソンであること。
レオンを演じたジャン・レノが出演していること。
そして、こちらも『レオン 完全版』と同じくアメリカとフランスの合作映画なのです。
リュック・ベッソンとジャン・レノのタッグにやられたという方、必見です。
『ブラック・スワン』(原題:Black Swan)
マチルダを演じたナタリー・ポートマンが主役を務める映画です。
成長を遂げた彼女の美貌と演技力に、再び虜になること間違いなし。
『レオン オリジナル版』
当初公開されたバージョンです。
倫理的に不適切とみなされた箇所がカットされています。
完全版と作品の印象を比較してみるのも一興ですね。
『ペーパームーン』(原題:Paper Moon)
孤独な男と家族を亡くした少女の心の交流――ストーリーの大枠が似ています。
舞台となった大恐慌時代を意識して、あえて白黒で作られたのだとか。
『いつも上天気』(原題:It's Always Fair Weather)
劇中でレオンが鑑賞している作品です。シルクハットをかぶった男性がローラースケートをするシーンが流れていました。
主役を務めるジーン・ケリーは、『雨に唄えば』で有名です。
古い映画ですが、ミュージカルなので観やすいかも。
音楽
Sting
主題歌である"Shape of My Heart"を歌うイングランド出身のシンガーソングライターです。
切なさを帯びた歌声が特徴的。
"Shape of My Heart"でも、悲しい思慕をトランプカードになぞらえるなど、作詞センスも圧巻です。
ベストアルバムも各種サブスクで配信されているため、気軽に聴き始められます。
書籍
[完全版]図説・世界の銃パーフェクトバイブル (歴史群像シリーズ)
レオンの仕事道具、銃に興味をひかれたあなたに。
ちなみに、劇中でマチルダが自らのこめかみに当てた銀色の銃は、「スタームルガー GP100」という種類のものです。
その他
ドクターマーチン
レオンが身に着けている靴は、ドクターマーチンではないかと言われています。
ドクターマーチンは、クラウス・マーチン博士が1945年に発案したブーツをもとにしたイギリスの靴ブランド。
全く同じモデルは現在販売されていませんが、4ホールのオールブラックを選ぶと近い雰囲気になるかもしれません。
ドクターマーチンと言えば、イエローステッチのイメージでしたが、このようなシックなモデルもあるのですね。
観葉植物
レオンが世話を欠かさなかった観葉植物。最後にマチルダが地面に植えてやり、「もう大丈夫よ」と声をかけるシーンが印象的でしたね。
彼が大切にしていたのは、アグラオネマの希少種、カーティシーというそうです。
これを機にお部屋に緑を増やしてみてはいかがでしょうか。
映画で負った喪失感を慰めてくれるかもしれません。
おわりに
『レオン 完全版』の余韻に寄り添ってくれるような数々を紹介してきました。
一つの映画体験が、あなたの人生にさらなる彩りをもたらすことを祈っています。
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