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お父さんは風俗嬢?!:2

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カヤとの出会いは5年ほど前に遡る。
当時大流行していた某SNSの女装コミュニティで仕事の依頼をされたのがキッカケだった。

最初は『ウイッグの前髪カットのお客様』として出会ったのだけれど、年齢も近くてインテリジェンスがあり、何より美意識が高い『綺麗な女装さん』だったのでなんというか…話がやたら盛り上がったのを覚えている。

個人的な意見だけど『美意識』ってヤツは特にマイノリティーにはとても大事なファクターだと思う。

マイノリティーって一般とはズレた価値観を体現する当事者でもあるので、ある程度ルックスに説得力を持たせる事が余計なトラブルを回避する為にとても有効なんだよね。

本質的には人の嗜好や思考に明確な線なんて引ける訳は無いのに世の中には人やモノをカテゴライズしないと落ち着かない人間というのがとても多く存在している。

それって「常識」という価値観を「安心」だと思って生きてるっぽいのだけれど…
正直言って僕はソレをとてもつまらない生き方としか感じない。

まぁ、だからと言う訳でもないのだけれど『マイノリティー』って事で言えば僕も確実にソレにカテゴライズされる人なんだと思う。

丁度良いのでここで少し僕の事について触れておこう。

滝本 塁(たきもと るい)39歳♂、魚座、0型
職業は美容師(理容師免許保持)
理容室の3代目に生まれ、理容店でキャリアをスタートさせたものの、オジサン相手の仕事が嫌で家を継がずに美容師の世界に飛び込む。

パーソナルを深掘りすると…

物心ついた時からうっすらとした女性への憧れを抱いていた。
でもそれはいわゆる性別の違和感と言うほど深刻なものでは無く、むしろファッションやメイクの色使いや素材感など一般的に『女性的』と言われる全てが好きで、そういった物事を気兼ねなく楽しめる『女性』と言うアイコンに憧れていた…と言うのが一番イメージに近いかもしれない。

幸いな(?)事に美容師という仕事柄、メイクや女性ファッションについてソレらが普通に身近にある環境であったので特に意識する事なくカジュアル女装する機会も多かったし、その事もあって美容師として女装界隈とも関わりを持っていた…と言う訳。

そして恋愛対象についてはもう少し特殊かもしれない。

基本的に異性が恋愛対象であるものの、性別よりも『人として好き』という事が優先されるので同性と付き合う事に抵抗は全くなかった。
当然過去に数名の同性とお付き合い経験あり。

…で、今は普通に女性と結婚し、2人の子供に恵まれ、4人家族のパパをしてるんですけれど、女装や恋愛対象の事については特に家族に伝えていない、いわゆるノンカムというヤツなのかな?

家族からは「ちょっと変わったパパ」って感じで見られているけれど、

上記の諸々を不自然に隠したりしなくて済んでるのは美容師という職業のお陰って感じだとは思ってるw

兎に角。

僕もカヤも『既婚で子持ち』と言う共通項まで含めてその後ちょいちょいつるんで遊ぶ間柄になって今に至るって感じ。

因みにカヤが女装してるからと言って今日僕は女装して無いのであしからずw

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