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3学期のスタートに心がけたいこと3つ
こんにちは小学校教諭のわいぬです。
主にX(旧Twitter)で日々の学びや気づきを発信しています。
今回は3学期はじめの心得3つを紹介します。
1.見える成長・見えない成長
2.●年生0学期
3.学級のゴールを再確認
はじめに
3学期、新しい年を迎えます。
気持ちを新たに登校してくる子もいます。
反対にそうでない子どもたちもいます。
しかし、せっかくの節目です。
子どもたちにも自分の成長に目を向け、より伸びていこうという気持ちを持ってもらいたいと考えています。
1.見える成長・見えない成長
3学期の始まりでは、子どもたちとここまでの成長の軌跡を確認します。
学習してきたこと、書けるようになったことなど目に見えます。
「算数の教科書も残り5つの単元になりました。ここまで10個以上の単元をみなさんと共に学んできたんですね。」
「この成長ノートも3冊目です。4月に比べて書ける量もたくさん増えました。成長ノートもみんな5行以上かけるようになりましたね。」
「1月にも計測があります。4月の計測から一人ひとり個人差はありますが、体も大きくなりましたね。上履きも大きくなったんじゃないでしょうか。」
4月に比べて、目に見える成長を確認します。
具体的でわかりやすい成長を伝えることでここまで目に見える成長を伝えることで今年もやるぞと言う気持ちを作れるようにします。
次に目に見えない成長に目を向けます。
写真や事実にエピソードやドラマを加えて話をします。
「運動会の徒競走で最後まで懸命に走りましたね。〇〇さんの諦めない姿が学習でも見られたよね。」
「林間学校の前は男女で喧嘩をすることが多かったですが、2学期の調理実習で男女仲良く協力できるようになってきましたね。きっと男女の壁を壊そうと意識できる人が増えたんですよね。」
写真や事実を通して目に見えない努力や成長をふりかえります。
結果や成果だけではなく、努力してきたことや成長したことに目を向けていくことで心もじっくりと成長してきていることを感じてもらいたいです。
目に見える成長とそこに秘められた見えない成長、両方に目を向けることで期待感を持って3学期スタートできるように意識をしています。
2.●年生0学期
4年生3学期を言い換えるならば5年生になるための準備の期間です。
「もうすぐ5年生になるんだから〜をできるようにならないといけない。」
こういった言葉かけを耳にすることがあります。
ここまで子どもたちを育てないといけない。
来年担任する先生に迷惑をかける。
教師都合のネガティブな要素を含んだ指導が行われることがあります。
このいった指導をするのではなく、子どもたち一人一人が「こんな6年生になりたい」という憧れや希望を持つことが必要だと考えます。
前記の見える成長と見えない成長を語った後、どんな5年生になるのか個人で考える時間を持ちます。
目標をする5年生の姿をイメージできた後には、そんな5年生になるために4年生のうちに頑張りたいこと3つを作文で書くようにしています。
4年生3学期という捉えだけではなく、5年生につなぐ気持ちを持つことで尻窄みではなく、成長を加速する3学期にしていきたいと考えています。
3.学級のゴールを明確に
私の学級は毎年6月に学級目標を決めています。
学級にある程度、共通言語や共通理解が根付いてから目指す方向性を定めたいからです。
さらに、具体的な2学期の目標も決めるのでその確認も行っています。
3学期、子どもたち一人一人がなりたい4年生の姿をイメージしてから学級目標に目を向けます。
「1学期に決めた学級目標」と「なりたい5年生の姿」が重なるように3学期の目標を決めるのです。
学校目標があり、さらに学級目標があるように、学級目標のゴールが次の学年の始まりと繋がっていくことを強く願っています。
3学期の終わりの学級のイメージと新たな新年度をつなぐことを意識しています。
これら3つのポイントを意識して一人一人が成長を実感すること、希望を持って新年度を迎える準備ができることを意識して指導しています。
最後に
新学期、新年を迎えます。
今より良い姿で子どもたちを新学年に送り出せるように教師も子どもたちの成長を信じて価値付けしていけるようにしていきましょう。
追記(2024.01.10)
3学期のスタートに心がけたいこと3つをいかして学級通信を発行しました。
もしよかったら読んでみてください。
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