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学級通信を発行する頻度

とある町で小学校教諭をしています。わいぬです。
主にX(旧Twitter)で日々の学びや気づきについて発信をしています。

今回は学級通信の発行頻度について書きます。
結論としては、「個人の出したい頻度でいい」です。

お知らせ

 今回の記事は私が所属する教育サークル「まほろば」のマガジン紡ぐ学級通信にも掲載しています。
 学級通信に対して熱い思いを持ったメンバー6名でリレー形式で記事を投稿しています。
 ブックマークやスキ、コメントやX(旧Twitter)で共有していただけると嬉しいです。

はじめに

 学級通信をどのような頻度で発行されていますか。
 毎日発行する方。
 週に1回発行される方。
 月に1回発行される方。
 不定期に発行される方。
 など様々いらっしゃると思います。

 私は今年度は2日に1度ほどの発行しています。
 年にもよりますが、週に2〜3枚くらいの年もあれば1週間に1枚の時もありました。
 学級通信をたくさん発行していてすごいですね。と言っていただくことがあります。
 もちろん数にこだわった年もありました。

 しかし、多いから良いとか少ないからいけないなんて考え方はいけないのです。

 自分の学校での仕事量や私生活のことも考えながら発行していくことが一番です。
 学級通信を発行するのはあくまで”余白”が自分にどれ程あるかにかかってくるのかもしれません。

他の先生方の理解を得る

 年度初めに”私は学級通信をたくさん出します。”や”不定期で発行します。”としっかり伝えておきましょう。
 私は年度初めに学年の先生方に必ず”学級通信を結構出します。よろしくお願いします。”と伝えています。
 ここで職員に自分のことを話しておくことで発行の頻度が多くなっても、不定期でも他の先生方に「揃えましょう。」と言われなくなります。 
 反対に先生方に応じてそれぞれ指導にある程度の幅があってもいいということも伝えます。そうでないないと教師の個性が発揮されないからです。
 しかし、自分の考えを押し付けることもいけませんし、学年を組む方や学校の考え方もありますからしっかり話をしておくことをお勧めします。
 学校全体で決まりがあったりする場合には従わないといけないので違う方法を考えましょう。

予定表だけ出す

 週に1回通信を発行する方が多いとききます。
 金曜日に発行する場合、1週間の生活を振り返って1枚かかれるんではないでしょうか。
 木曜日になると「何を書こうか。」と頭を悩まされる方もいらっしゃるのかもしれません。
 週に1回通信を発行する方の多くは来週の予定や持ち物などが添えられているものです。
 そのお知らせも大切なのですが、週に1枚ということでださなければいけないとなってしまうと急にやる気がなくなってしまうものです。

 この解決策は週の予定だけ独立して出すことです

 週の予定を通信に書かれる方もいらっしゃいます。
 この通信の形式だと保護者の方に持ち物や時間割をお知らせすることが主な目的になります。しかし、私は週の予定のみA4で手渡しにする方法をとっています。
 予定表には2週間先までの予定、学習進度や持ち物などを載せてあります。
 保護者の方には年度はじめに予定は予定表で渡すということを伝えておきます。子どもたちはランドセルや家の机にその予定を貼っています。
 保護者の方もそれを見てチェックしてくださるご家庭もあります。

 また、昨年度からはGIGAスクール構想を活用してクラスのページに予定をUPすこともあわせて行っています。
 Googleカレンダーに予定を書き込んだり、予定表のプリントをUPする方法もあります。
 忘れ物が多い保護者の方はそこから持ち物のチェックができます。

 つまり、予定表としての機能を学級通信に入れるのはなく、分ける。そうすることで学級通信は保護者の方への連絡や予定を知らせるものではなく子どもたちの日々の成長や様子を中心として発行するものになっていきます。

学級通信はマストの仕事ではない

 働き方改革に関する書き込みでも学級通信をなくせばいいという書き込みもたまに見かけます。(個人的には悲しくなりますが・・・)
 学級通信の発行はmustの仕事ではありません。あれば良いbetterな仕事です。 

 自らが書きたい。出したい。と思えるものの方がきっといい通信です。
 そして、子どもたちや保護者にも伝わるはずです。
 自分に合ったペースで発行していくことが一番大事です。

 週に1枚出さなければいけない。
 何曜日に出さなければいけない。
 となってしまうと辛くなってしまいます。
 学級通信を”書かないといけないもの”と捉えてしまうとやる気が損なわれてしまいます。人はやらさせることよりも自分からやりたいと思うことの方が一生懸命夢中で取り組めるものです。
 先生に”〜しなさい”と言われるよりも”〜しよう”と自ら動いて何かをした方がいい。皆さんも経験があるのではないでしょうか。

 極端なことを言うと学級通信を出さなくても良い学級を作られている先生方もたくさんいます。
 なので、学級通信を出さなければいけない。週に1枚出さなければいけない。
 と”〜せねばいけない”と縛られていくことが一番いけません。

 学級通信は出すことができればいい。

 そして、学級通信を通して何を伝えたいのか。何のために発行しているのか。
 教師が子どもたちをどんな目でみているのか。どういう学級を育てていきたいのかを考えることが重要です。

最後に

 通信を通して何を伝えていますか。
 私も日々考え試行錯誤を繰り広げています。
 読者の皆さんと一緒に考えていきたいです。

 そして、学級通信の発行のペースは人それぞれでいいのです。
 自分に合ったペースで発行するようにしましょう。


学級通信についてマガジンにまとめています。

質問・感想を受け付けております。
学級通信に関する質問なんでも構いません。
このマガジンが私にとっても皆さんにとっても学びのあるマガジンにしていきたいと思っています。よろしくお願いします。


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