2022年観戦試合を振り返る その1(JABA春季神奈川県大会 茅ヶ崎サザンカイツvs相模原クラブ)

みなさんこんにちは、こんばんは、おはようございます。

矮人@シャルトル学派です。
なんとなくnoteをはじめてみました。

普段は、ツイッター上でアマチュア野球の現場に足を運び、実況ツイートや何やらをゆるくやっております。

結構、脈絡なく観戦しておりますが、社会人野球ならばクラブチームの試合、大学野球ならば二部リーグ、三部リーグ、四部リーグの試合に行くことが多いです。

初めて書くnoteは、2022年の観戦試合振り返り、その1本目。

おいおいまだ関東クラブ選手権も日本選手権も神宮大会も東京都クラブリーグも残っとるやろがいって話ですが。

平日の夜にあまりすることもないので、試みまでに書いてみます。

年末までに10本くらい書けたらいいですね。

自分の今年の観戦記の整理もかねて、3月から時系列順に、印象に残った試合を振り返っていきたいと思います。

その1

JABA春季神奈川県大会@サーティーフォー相模原球場(3/20(日))

茅ヶ崎サザンカイツ 13× - 12 相模原クラブ(延長11回タイブレーク)

相模原クラブ    123 000 122 10 =12

茅ヶ崎サザンカイツ 000 035 102 11×=13

(相)広谷、小田、高橋、牛島、松尾-大塚

(茅)齋、福島、齋藤広、北川-橋爪

◎マエセツ

3月初旬の寒い中、JABA東京スポニチ大会を観戦して、今年の僕のアマチュア野球観戦はスタートしました。東京スポニチ大会は予選リーグをいくらか観て、日本製鉄かずさマジックの山田綾人(玉川大)の登板が観られてよかったなあ…と思っていました。それからしばらく経った頃。次はどの大会を観に行こうかなと思って目にとまったのが、このJABA春季神奈川県大会でした。

この大会、3月19日(土)と20日(日)に観戦しましたが、19日の2試合目のジェイファムvs横浜中央クラブで、ジェイファムが初回に15得点を記録して、観戦ノートへの記録の手がまったく追いつかなかったことをよく覚えています。

◎相模原クラブ優位の序盤

ただ、それ以上に強烈だったのが、20日の2試合目のこの試合。

スコア観ていただければわかるように、仁義なき「打ち合い」でした。

試合の展開としては、序盤は相模原クラブのペース。3回までに相模原クラブが6点を先制。先発の広谷達也(中大)は、安定した円熟味のある投球を見せ、これは相模原クラブの快勝か?と思いました。

◎茅ヶ崎サザンカイツ、中盤の猛攻!

ただ、これで終わるならば、この記事にわざわざ載せていません。私の見立ては、神奈川のクラブ野球の沼の深さを大いに見誤っていたようです。

5回裏、タイムリーや相手失策で3点を返した茅ヶ崎サザンカイツは、6回裏にさらに猛反撃。2四死球や4安打に相手の失策も絡み、5点を取り一挙に8-6と逆転。広谷を引きずりおろします。

(茅ヶ崎・助川義信(東海大菅生高)のタイムリーで逆転しました)

7回表に相模原は吉良圭輝(弥栄高)の右本塁打で1点差に迫りますが、裏に茅ヶ崎は敵失で1点追加。相模原は点の取られ方も悪いし、さすがに決着ついただろう、と思いました。

◎一進一退の終盤

8回表に簡単に2死となった相模原。続く1番柴崎翼(日大三高)のセンターへの飛球は中堅手が落球し、二死二塁。その後2死一、二塁から3番太田駿輔(綾瀬西高)の右へのタイムリーで8-9。さらに2死一、二塁から、4番吉良の一ゴロ失策で二塁走者が生還して同点。

(吉良選手、独特なフォームといかにも打ちそうな雰囲気が好きです)

目まぐるしいです。相模原はその後二死満塁まで攻めるも勝ち越しはならず。

8回裏に茅ヶ崎は二死満塁とするも、相模原の4番手牛島陽(東海大)が踏ん張って無得点。

中盤くらいから、両チームとも無難に終わるイニングがなく、点が入ろうが入らまいが長かったです。8回途中で既に、試合開始から3時間が経過。

最終回の9回表。力投を続けていた茅ヶ崎の3番手齋藤広宣(神奈川工科大)から、相模原先頭の剱持守(日大国際関係学部)が振り逃げで出塁。

そして、恐怖の8番打者にして捕手、大塚凌希(綾瀬西高)が今日2本目となる左への2ランで11-9と勝ち越し。

(8番打者で2ホーマー。大塚の打棒は10月の今でも物凄く印象深いです)

2点勝ち越し。さすがに相模原勝ったやろ、って思うじゃないですか。

9回裏、茅ヶ崎は二死三塁まで追い込まれます。ここで牛島が暴投して三塁走者が生還、10-11。そしてさらに二死一、三塁とし、茅ヶ崎の5番橋爪脩祐(横浜桜陽高)が左に同点の適時二塁打!しかし、サヨナラまではならず、延長戦に突入します。

(なんか冷静な風を装ってますが、相当疲れてました笑)

◎タイブレークへ!からのあっけない結末

タイブレーク突入。10回表、茅ヶ崎は4番手に北川尚由(横浜国立大)を送り込みます。あれ、北川って、横浜国立大時代は注目されていた大エースだったよな?今茅ヶ崎サザンカイツにいるのか…とびっくりしました。

(ベストプレイヤー賞を受賞したり、国大のエースとして大活躍でした)

相模原は二死満塁から大平海靖(桜美林大)の押し出し四球で勝ち越し。

ただ、相模原はこの1点止まり。

その裏、相模原は5番手に松尾伸也(神奈川商工高)を送り込みますが、茅ヶ崎は一死満塁から9番横山祐貴(相洋高)の遊ゴロがエラーを誘って同点。しかしまたもサヨナラはならず。

タイブレーク2イニングス目の11回表、相模原は無得点。

そして、幕切れはあっけなくやってきます。

11回裏、一死満塁から茅ヶ崎の橋爪が押し出し四球を選び、茅ヶ崎サザンカイツがサヨナラ勝ち。

12時57分に始まったの試合。試合終了時には、時計の針は16時54分を指していました。3時間57分の濃密な打撃戦でした。

(3試合日の2試合目に点灯って、中断とかがない限り滅多にないような)

◎この試合を観て感じたことなど

執筆時(10月13日)現在に至るまで、本年は大学野球・社会人野球を141試合観戦しておりますが、そのなかで一番、試合時間の長い試合でした。この試合を観て以降、130試合程観戦しておりますが、未だこの試合を超える長時間ゲームには出会っておりません。観戦歴でももしかしたら一番かもしれないなあ…(詳しく振り返ってないけど)

一般的に、クラブチームの野球はどうしてもエラーや四球が出てしまうものなので、それらをいかに少数に抑えるかが勝負の分かれ目になるかと思いますが、この試合はそれらがことごとく点につながったように思います。

この試合は少々極端な試合とは思いますが、クラブチームの試合は一度相手に流れが行ってしまうと、ジェットコースターのような同点劇、逆転劇、再逆転劇が起こりますね。このような地域大会だけでなく、クラブ選手権の二次予選や本選などでも感じたことでした。

余談ですが、次の第3試合の全川崎クラブ-WIEN BASEBALL CLUBは17時35分PB。こちらも延長10回の熱戦となりましたので、私は20時半にサーティーフォー相模原を後にすることになりました。大学野球選手権やクラブ選手権の4試合日並みの疲れがありましたね。

(3月下旬の夜のサーティーフォー相模原球場から淵野辺駅まで歩くのはなかなかキツかったな…もう神奈中バスの最終便が出てしまっていたので)

3試合目に観た全川崎クラブの先発・佐藤康平(東海学園大)のピッチングが印象に残り、本年の忘れられない投手の一人になるのですが、それはまたいずれ書くことになるでしょう。

それでは今回はこんなところで。

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