「懐かしい(その1〜3)」  (掘り出し) - @2012

懐かしい(その3) ─ 未完成

未完成

わたしの綴る恋文は

いつまでたっても未完成。

文月、七月、梅雨明けて

夏が来ても未完成

2011-07-02 08:14

誰にもいえない

2012年6月 8日 (金曜日) 【イマージュ】 | 出典 |


懐かしい(その2) ─ ほら、突然に。よみがえる

ほら、突然に。よみがえる

風が誘ったあなたの夢は

明日は私の夢になる

いわし雲追いかけて

この道を走って山を越えるの

探し求めるあなたの夢は

遠い昔の古里で

青い青い空を見上げて手を広げ

あなたとどこまでも一緒にゆくの

怖れるものなどひとつもない幸せだったひととき

2011-07-12 11:35

誰にもいえない

2012年6月 8日 (金曜日) 【イマージュ】 | 出典


懐かしい ─ 夏を綴る

夏を綴る

私の綴る日記には、
夏がキライと書いてある。

幾年も幾年も。

そして、その先には
あなたが消えた夏がある。

2011-07-02 11:41

誰にもいえない

2012年6月 8日 (金曜日) 【イマージュ】 | 出典