銀マド・十七音 2008年篇 (日記系セレクションから)
母の日や人生重たし母軽し
母の日や人生重たし母軽し ねこ作
今ごろになって、
「できること…ないかなー」
と。
| 2008-05-11 16:07 | 日記系セレクション |
ーー
プチっと
ケータイのメモリをミスで消してしまった友人。
その人へのコメントの一部から。
-*-
時にはプチっと切ってしまいたくなるよね。
そこで
◆突然にプチっと切ってみたくなる ねこ作
◆人生をプチっといってみたくなる ねこ作
-*-
(自分に)
大事なものなんて
そうザラにあるもんじゃないよ。
命だって家族の命だって
やがては消えてしまう。
じゃあ何よって
生きてきた姿と思想を
伝説のように歴代に残せるようになるべきだったなあ
って、今更ながら思う。
先代もその先代も…ずっと素晴らしく偉大な人だったと母から聞かされてきた。
私もその語りの一篇に入れるように生きてきたか、というとノーだな。
(しかしながら、私も語り継ぐ一役を担っているのだな…)
| 2008-06-02 19:02 | 日記系セレクション |
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書肆の灯にそぞろ読む書も秋めけり
久女がこんなふうによんでいる。
さて、私が今度本棚から出してきたのは何でしょうか。
春の夢(宮本輝)でした。
通勤時間が一日で一番楽しい。
| 2008-08-27 19:51 | 日記系セレクション |
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こんなよい月を一人で見て寝る 〔尾崎放哉〕
尾崎放哉は、
いつ頃の月を見上げていたのだろうか。
きっと、それは満月だったのだろう。
月が恋しい。
人が恋しい。
おっと、
それは欠けゆく
不安定な形の月だったのかも知れないぞ、
とふと思う。
秋とは
雨が降っても
憎めない季節だ。
| 2008-08-30 09:42 | 日記系セレクション |
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初さんま焼く菜箸に火が移り (大野朱香)
大野朱香さんの句集『一雫』より。
初さんま焼く菜箸に火が移り
長谷川櫂さんの「麦の穂」(中公新書)をパラパラ読んでいてこの句を見つけた。
とっても嬉しい収穫。
この句に感動して、ルンルンな帰り道。(ルンルンは死語)
もう何も書かなくてもいいわ。
| 2008-09-01 18:46 | 日記系セレクション |
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亡きこと思う
きょうの午後、坪内稔典さんのHPにふっと立ち寄ると
◎ 亡き人の亡きこと思う障子かな 宇多喜代子
という句を「日刊この一句」で紹介しておられるのを読んで、私の心の中の障子がふるえた。
「亡きこと思う」・・・・
じーんとくるではないか。やられた。
| 2008-11-24 16:00 | 日記系セレクション |
2010年9月15日 (水曜日)