2009年(平成21年)十七音・スピンアウト (八月)

夏休み最後の日のツクツクボウシ

ただいまー
少し風がある。

夏休み最後の日のツクツクボウシ

なんてつぶやきながら
もうすぐ日が沈むよ。
帰ったら****さんにメール書こう。
ひこうき雲、見えんかなー
見えたとき、
****さーんとか叫んだら
青春やなー
なんて思って。
ちょっと、ボーっとして歩いてきた。

そしたら、家の近くまで来たら
西の空が真赤な夕焼けになっていた。
キミのおかげですよきっと、夕焼け空。
ありがとう。
(君の車みたいな鮮やかな色だったな、とか思ったりして)

選挙、終わったね。
なかなか、世の中、うまくいかんなあ。
書きたいことはいっぱいあるけど、
やめとくわ。

> とっぴんぱらりのぷう

ふふふふふ、また投げキッスがしたくなる

| 2009-08-30 22:13 | 十七音(スピン・アウト) |

チュ その2

タイトルは チュ

おバカさんそれだけ書いてメールする

| 2009-08-26 21:34 | 十七音(スピン・アウト) |

人生は諦めることの繰り返し

いいことも悪いことも、筋書き通りには行かないし
同じことは二度とは繰り返されない。

又会えるでしょ、と思っても、会えないことも多い。

だからといって
人生が絶望的に儚いものだとは思わない。

何故だと思う?

何故だろうっていう疑問を持ち続けているからなのかもしれない。
答えを求めることは愚かなことよ。

人生は諦めることの繰り返し  ねこ

--
つぶやく十七音 [あなたに、とどける] から

| 2009-08-26 08:05 | 十七音(スピン・アウト) |

日暮れどき、うふふと笑って諦める

 日暮れ時、虹が出てたと知らせたくて

きのう散歩に出たら
虹が出てました。

きょう。

 夕焼けが残していった蝉の声

 秋風吹いて、帰り道。楽しい

そんな感じで
駅から歩いてきた。
あなたに会えてれば
もっと
幸せだったのだろうな。
でも
会えなくても
平気。

 高校生、補習かな、がんばれ

学校帰りの
高校生に
すれ違った。

 夕焼けを並んで見つめた美術室

ふと
30 数年前を思い出す。

校舎の窓からは
遠くに海も見えた。

ほんとうは美術室ではなく
音楽室だったかな。

---
どうして
君が好きなんだろう。

| 2009-08-24 21:31 | 十七音(スピン・アウト) |

秋蝉が啼けば待ち遠し、新学期

秋蝉が啼けば待ち遠し、新学期

ひと粒の波紋が覚ます蔦の塀

青春時代は
蔦の絡まる図書館や
大きな講堂のあるキャンパスのなかを
意味も無い会話をしながら通り抜け
裏門の脇にあった汚い飲み屋でシマダ君と飲んだ思い出とか
下宿に帰って、夜明けまで飲んで、喋っていた記憶ばかり。

新学期になると、
また、仲間に会えるのが待ち遠しかったなあ。

---S君、アイツ、どうした?
---ああ、アイツなら旅に出てもう3ヶ月ほどになるよ。

30年以上過ぎた今は、
みんなが散り散りばらばらで、
何処の空の下、何をしてるのやら。

一見、自堕落で無駄に満ちていた時間を過ごしていたようだったが、
ほんとうは、何ひとつ無駄などがなったのだ。

| 2009-08-22 18:46 | 十七音(スピン・アウト) |


帰り際いつもあなたに言いそびれ

帰り際いつもあなたに言いそびれ

私が思いつくのはこの程度の十七音である。
そのあとで、GREEの友だちのPさんが日記で

 かの時に言いそびれたる
 大切の言葉は今も
 胸にのこれど
  (石川啄木)

を引用していたのを知る。
「言いそびれ」るというありふれた言葉のもつ無限の意味を読む人にお任せしてしまって、私は心のなかに或る人のことを思い浮かべた。

思い浮かべるだけしかできない人であるし、その人は帰り際に何か劇的な挨拶をしたかどうかさえも覚えてもいないような、そんな遠い人であるのだが、私にとったらあのときの帰り際はかけがえのない一瞬であり、詰まらせてしまった言葉はもう二度と甦らせることのできない言葉だった。

人間というのは、…と考えて顎をさすりながら俯いてしまう。

如何なる言葉も失くしても、通い合うものを感じ合うことで、間違いなく勇気を持ち続けてその人を好きでいられる。そこには、確からしさが満ちてくるのだ。

と、そんなことを口ずさんでみても、自分の頭の中でぐるぐる廻るだけだ。

あのときは大切な言葉だった。しかし言葉は儚いもので、口に出さなければ終わりだが、出しても消えてしまう。大切に胸にしまったままならいつまでも輝き続けることができるのだろうか。

別れ際に私が言いそびれたひとことが「ありがとう」であろうと「大好き」であろうとそんなことは隠したままのほうがいい。

私は、そんなことを思いながら、泣き顔になっているのかもしれないが、決して、泣き出さないでいるのだ。何もなかったようにうそぶいている。

そんな自分に「大丈夫だ、がんばれ」と言ってやりたい。

| 2009-08-19 07:35 | 十七音(スピン・アウト) |

恋文や夕焼け小焼けでうふふのふ

夕日の綺麗な帰り道。

恋する人を思いながら、
できれば二人で空を見ていたいものだと思った。

でも、そんな叶わぬ夢はもういいや。
そんな気も少しはあった。

恋する君に会いたいな。
もしも会ったら、白々しく握手をする素振りで抱き寄せて
きっと抱きしめてしまうだろうな。

欲しくて小さい君は粉々になってしまうよ。
いいよ。
拾い集めて持って帰るから。

---

いつも恋している僕は、老人になっても、ボケることなく元気を保てるのだそうです。

日記やめて
少し書き込むのをやめて

少しは
白い紙とペンとを持って
空を見上げてみるのもいいものです。

恋文や夕焼け小焼けでうふふのふ  ねこ

| 2009-08-17 21:22 | 十七音(スピン・アウト) |

今ここに届けたい言葉、ひとつある

・・・・

「大好き」

---

けさ、朝焼け綺麗でした。
あなたにも見せたかった。

| 2009-08-12 11:20 | 十七音(スピン・アウト) |

もとどおり、戻せないから爪を噛む

もとどおり・・・か。

*

もとどおり、戻せないから爪を噛む

| 2009-08-09 19:05 | 十七音(スピン・アウト) |

ひとことを飲み込んで、見せる猫の顔

ひとことを飲み込んで、見せる猫の顔

---

今夜、街では花火が上がるの。
大好きなあの人も出かけてゆくのかな。

私には何も知らせないで
今頃、どこで、何してるのやろか。

かき氷食べてお腹が痛くなればいいさ。
そしたら、僕は
猫になって添い寝してやるよ。

---

猫になりたいね。
抱かれるのではなく
添い寝でいいわ。

| 2009-08-08 22:13 | 十七音(スピン・アウト) |

夜の海、酔うて夢見る花火かな

昨日の夜の月は、よかったわ。
寝床に入って窓を開けるとほどよい高さにいたのよ。
秋の月ほど、染みてこないね。

今夜はあの人の住む街でも花火大会や。
出かけるとも出かけないとも便りはないけど

何してるんやろ。
いまごろ。

--

夜の海、酔うて夢見る花火かな

| 2009-08-08 22:13 | 十七音(スピン・アウト) |

深呼吸、ふっと切なくキミ想う

いいえ
しばらく
忘れていたんだけどね

西加奈子の
きいろいゾウを
図書館で見つけて、

キミを思い出してしまったわ。

そうさ
しばらく
忘れていたのに

舌足らずな喋り口で
生きとるわ
なんて
格好よくないセリフを言おうとするキミを想った。

| 2009-08-05 21:47 | 十七音(スピン・アウト) |