運動会青いみかんのひとりごと

私が小学校のころの運動会といえば、母が朝から手をかけて作ってくれたお弁当を持って父も一緒に来てくれた。

競技のときは、近所の子にも我が家の子にも同じように子どもたちに声援を送り、あの子は××さんちの○○ちゃんやで、などと話をしながら声援を送っていた。

そしてお昼になると、母のもとに行き筵か茣蓙の上に家族で腰掛けてお弁当を食べたものです。

お昼のお弁当には、必ず青いみかんがありました。庭にあるみかんの木にも実は生っていますが、まだもぎ取れるほど色づいておらず、母がお店で買ってきてくれたのだろうと思います。

その年、初めて食べるみかんです。酸っぱいけど、美味しいのです。

セピアな時代の思い出ですね。

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今の時代は、ビデオカメラを片手に拍手の応援すらせずに子どもの過ぎ行くを追い続け親の姿が普通で、カメラを持つ手では拍手も声援も送れません。

今日は近所の小学校の運動会。子供の頃って、小学校の運動場がもっと広く思えましたよね。

2005年9月23日 (金曜日)