キミの髪を粉雪まみれにしてみたい ─ 一月中旬篇(2011年)

昔の「一月」を パラパラと見てみる

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寒いね寒いねといいながら一月中旬が終わってゆく。

週末に人に会い行事に参加したりしていると、寒い冬が終わり、やがて花が咲く季節になるのでしょう。

寒さを憎んでみたり、ちょっと許してみたりしながら、冬を過ごす。

ウチの庭の山茶花。
刈り込みすぎて花が咲かないなあ。

街路に植えてあったユキヤナギ。
剪定のために切り落とした枝を一掴みもらってきて庭に植えたら、根が着いたようだ。

ユキヤナギは、着きやすいと聞いていたけれど、とっても嬉しい。
春には真っ白の花を咲かせてくれるのだろうか。


戸塚バプテスト教会の城君から年賀が届いて、私のブログを見ているようなことを書いてくれていたけれど、本当にここを見ているのかな。

結婚式以来、会ってないね。
今年こそは東京に行きたい。


-19日-

朝早くに目が醒めて、さほど行きたくもなかったけどトイレに立った。
満月が近いのだろう。
明るい月の光が西の窓から差し込んでいた。
4時ころだったから、起きてしまって溜まった日記を書くことも考えたが、温い布団のほうを私は選んだ。

▼寒気団命日近しと告げに来る
▼夜明け前、月あかりとどきて眠れず


-17日-

日暮れ、遅くなりましたね。
そう声をかける人もなく。

▼駆けてゆくキミをバキュンと狙い撃ち


-16日-

鈴鹿峠の路面状況カメラを見ると雪です。
うちは全然雪なしです。
どの付近が境目なんだろうか。

ウナギ喰いたい。
ふと、そう思う。


▼キミの髪を粉雪まみれにしてみたい
▼寒い夜だからこそキミに逢いたい
▼雪雲にあなたの精がきっと舞う
▼侘助が風から隠れてキミを見る
▼雪時雨どんどの炎に立ち向かい
▼焦げ餅のぜんざい美味しどんど焼き

▼またひとつおやじの逝った日近づきしもう両手では追えぬ昔


-15日-

きょうは京都へ行ってました。
片道100キロほどのドライブ。
工事、多いな~。

▼雪げしき夢で逢いたやその人に
▼北山の峰白く望む河原町
▼そわそわと雪の便りの予感する
▼ちょっとカッコウつけて焼き芋食べてみる


-14日-

きょうはぬくいな~

センター試験。
そんなものは無かったよ、我らの頃は。
二期校出身者は三月末まで頑張るから、粘り強いやつが多かった。
今はそんな骨太は居ないね

▼君を好きだ!なんて言ったからふられた
▼遮断機が降りて悴む手を重ね
▼日暮れ道キミの足音からっ風


-13日-

▼今頃きっと熱燗で,ほろ酔いかもね
▼貴方に会いに行きたい銀河鉄道に乗って


-12日-

▼寒いね。お風呂に入って寝ましょう
▼鰤寿司食いたい
▼店先にそっと佇む冬菫

大学の帰りに夕飯を買ったりする仕出し屋さんのカウンターに小さな花が活けてあって、「この花は何て言うの?」とバイトの女子に尋ねたことがあって、それがきっかけで少し話をするようになったけど、名前も聞かず街にも誘わずだったな。あのころはそれでよかったのだ。そんな青春。


-11日-

寒の入り悔しいけれど寒さにちょっと負けそう。
あしたからも頑張ろう!

季節の移ろいのなかで、
様様な悔しさとか喜びとか驚きを、
短くはやく書きとめる。

長い歴史の中に脈々と生きている人の知恵や文化に触れながら、
私もふたたびもっともっと生きる原点へと回帰してゆく。
十七音は合言葉のようなものかもしれない。

▼風花や忘れた人が甦り
▼待ち人はもう来ない風花舞う駅
▼約束を果たせず風花だけが舞う


-10日-

成人式。
三十数年前、この次の日は試験でした。
同期は半分も一緒には卒業出来なかった時代。

▼落ちると分かった進級試験


ちょっと用事がありまして。実家。

▼命日は八朔に凩吹きつけるころ
▼沈丁花つぼみかためて時を待つ

ハッサク。持って帰ろうっと。

画像1

夏に咲いた花

▼手をさする。体中が温かくなる
▼ねえ外へ!季節風に吹かれよう
▼赤くなるストーブみたいに赤くなる
▼好きだよと言い出しかねている赤いストーブ
▼ストーブに手をかざしてる無言のまま
▼卵かけごはんに鰹節必需品


-9日-

卵かけごはん +鰹節 (花かつお)

我が家だけの手法かと思っていたら、
友達の1人に鰹節+ネギという人がいた。

▼ある昔、雪の貴方を訪ねけり
▼季節風キミとの距離も無限大


-8日-

▼ひなたぼっこ、ぬくいなぬくい、気持ちいい

2011年1月19日 (水曜日) 【十七音のおと】