2005年 秋-冬
イジワル 満月 ・・・
満月やベンチに寄り添う影ふたつ (ねこ作)
・・・なんていうのを思い浮かべて、満月ってのは意地悪なのか優しいのか、どっちなんだろうね。
ねえ僕が意地悪言ったのと問うてみる ねこ作
| 2005-09-17 22:10 | 日記系セレクション
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月光の東 宮本輝
塔屋米花という人は、小説の中の人でありながら、私を随分といじめてくれました。
私の中にいるオンナの足跡が、オーバーラップしてしまってね。
どっぷりと浸ってしまった1冊でした。
宮本輝にしては異色かもしれない。
でも好きです。
凛冽に生きるという言葉を覚えました。
| 2005-09-23 21:31 | 日記系セレクション
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バイク乗りはお気をつけ下さいよ
バイク乗りはお気をつけ下さいよ。
僕のように旅のツールなら良いけど、大方はバイクのスペックやカッコ良さにあこがれて、そのうちスピードに憧れていくんだからね。
バイク乗りなんてカッコよくないんだよ。独り善がりの、孤独好き。自分勝手でセンチでさ、ロマンチストでナルシスト。
気をつけて乗ってね。>彼氏
僕なんか、右足に二箇所、全部で40針+10針の傷があるんだから。もう30年以上前の傷だけど・・。
発言場所
| 2005-09-23 22:05 | 日記系セレクション
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青いみかん
「青いリンゴ」(野口五郎)を思い出した人は、もしかしたら同世代かも。
いや、先日から青いみかんのことを少し考えていた。
子供の頃に庭の畑の一角に小さなみかんの木がありました。何の手入れもしないので決して見栄えのいいみかんが生っていたわけではなかったけど、美味しかった思い出があります。
甘くない。酸っぱくもない。皮も分厚い。
ひとつふたつ食べるだけで腹いっぱいになるんです。
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秋から冬にかけての味覚といえば・・・
◇ 八朔 (はっさく)
今はみかんの木はなくなって、八朔の木に変わっています。脚立か梯子がなければ上のほうの実をもぎ取れないほど大きな木になっています。
お正月ころになると山のように(ほんとうにダンボールに2箱も3箱も)収穫できるのだけど、あの八朔は誰が食べているのでしょうかね。>かあさん
◇ キュウイ
そうそう、お彼岸で実家に寄ったら、キュウイが無造作に20個ほど籠に入れて放置されてました。コイツも籠に(スーパーの買い物籠くらい)3~5杯は採れるよな。誰も食べないんじゃないだろうか。お酒にするとか方法はあるだろうに。。。
◇ マツタケ
これは父が死んでから食べなくなりましたね。
生きていたころ、知らぬ間にひょいと姿を消してしまったと思うと夕方にマツタケを両手で持てないほど採って帰ってきたものです。
マツタケ採りの名人はその山を内緒にするので、父も何処の谷で採れるのかを詳しくは話しませんでした。(自分で歩いて探しなさいな、ってことでしょう)
このごろは道路やゴルフ場などの開発で、マツタケの生態系も変化しているようで、あの山に行ってもあがっていないかも知れませんが。
◇ 栗
去年、不作だったそうで今年は期待したいです。でもお袋がもう一緒に山を歩けなくなってきてますから・・・
| 2005-09-23 22:07 | 日記系セレクション
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インクの匂い
♪秋の日の図書館のノートとインクの匂い
「学生時代」という歌の一節です。
ノートもまともに取らない極悪学生だったので、図書館で過ごした懐かしい思い出など私にはない。東京の街には秋の気配を感じることのできるようなところは・・・実際には在ったものの、都会にはそんなものは不要だという一種の自己完結のような気分に溺れていて、そんな風情を味わいながらどこかを散策した記憶もない。
しかし…である。
インクの匂いのほうは思い出深いものがある。
下宿では一日中ラジオが鳴り続け、あらゆるジャンルの音楽を流していた。FENのこともあったし、AMの深夜放送のこともあった。FM放送も聴いた。
いつも長文の手紙をあてもなく書いた。今、mixiやGREEに書いているような日記に似たことを毎日書いては封筒に入れ切手を貼って投函していた。封筒を軽くするためにエアメール用の便箋にせっせと万年筆を走らせたものだ。
万年筆が少し人気だそうだ。ブルーブラックというインクが懐かしい。そこで万年筆を用意し、便箋も探し出した。さて、手紙を書いてみようじゃないか。
ねえ、誰に手紙を書くのよ。
| 2005-09-28 18:33 | 日記系セレクション
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ヤカンがしゅんしゅんと音を立て
寒くなりましたね。朝早く外に出ると、かなりヒンヤリとしています.真冬の寒さと違って、突き刺さらない寒さだから、ちょっと散歩に出かけるにはちょうどいいです。
ちかごろはストーブの上にやかんを乗せることが少なくなりましたね。静かな部屋にいるとあのシュンシュンという音が深夜の孤独感を増長させてくれてね。
その音を聞きながら勉強の手を休めて(まあほとんどが休憩でしたが)自画像とかを鉛筆で描き始めるのですよ。そのときに紙の端くれにちょこっと一言、落書きをしたりしているのです。
遠くにいる恋しい人への手紙とかね。
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(関連先から)
赤い実 2005年10月27日09:33
名前を知らないが、裏庭の木が赤い実をつけているのを見つけた。
南天ではないと思うけど
一度だけ本当の恋がありまして南天の実が知っております 山崎方代
を思い浮かべた。
私の恋は暮れ行く秋に、何処の野山を彷徨うていることやら。
昨晩、土砂降りのように降った・・・らしい。私はぐっすり眠っていたので気づかなかった。朝方に気持ちよく冷え込むと眠りが深くなるらしく、子どものようによく眠れる。だから、雨が降ったことさえ知らずにいた。
「ごみ出し頼むわ」とうちの人が言うので
雨上がりちょっとそこまで二三軒
のノリでゴミ出しに行ってきました。
赤い実が濡れて綺麗に化粧して
そう、私は化粧が嫌いなので、うちの人はいつもスッピン。
あの赤い実にも、水のルージュがよく似合う。
2005年10月27日 (木曜日) 赤い実
| 2005-10-29 12:20 | 日記系セレクション
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涙(ナミダ)な日々
きょう、ある人の日記を読んでいて、その人が「ナミダ」(涙)のことを書いていたのです。
それで、その日記の
>音楽のチカラは凄いなあと。
という一節を読んで
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ちょっと自分ことを思い出しました。
昔昔、パリのアメリカ人というガーシュインの曲を演奏したことがあります。15分以上の長い曲です。
最後のグランディオーソの部分で、感動のあまり涙がにじんできてねぇ。指揮者はおろか、譜面も見えないんだ。情けないね。拭くわけにもいかないし。
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なんていうコメントを書いている。
| 2005-11-02 18:55 | 日記系セレクション
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手鏡にうつろう紅や夜寒かな
◆ 手鏡にうつろう紅や夜寒かな ねこさん
◆ 燃え尽きて裂けても石榴の赤さなり ねこさん
ちょっと言葉の遊び感覚で…
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◆ 手鏡にうつろう紅の夜寒かな
のほうが良くない?
| 2005-11-03 08:00 | 日記系セレクション
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マイミクさん (mixi)
私たちの日常は偶然の連続で、ここで出会ったマイミクさんとの出会いも然りでした。
川を流れる落ち葉が、そのせせらぎに揺られながら、近づいてみたり離れてみたりを繰り返しながら、下流へと流されてゆく。
川の流れが絶えないならば、流れされる落ち葉のように私は流れに身を任せ、揺れている。同じ枝から落ちた葉っぱたちは何処に行ってしまったのだろうか。
知らない落ち葉どうしが出会い、流れにまたその出会いを裂かれることもあれば、同じ道を行くこともあろう。
落ち葉は大空を見上げ、飛ぶ鳥を羨み、鳥は悠々と時間の流れに身を任せる落ち葉を羨むのだろうか、ねえ。
| 2005-12-04 12:31 | 日記系セレクション
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寒風が眠れぬ夜の窓揺する
11月下旬に京都に行って、
そのあと一度、家の近くの海を見に出かけたくらいで、
硝子越しに陽光を浴びてぼんやりしているのがいいです。
■ 寒風が眠れぬ夜の窓揺する ねこ作
先日、すごい風が吹きましたね。
| 2005-12-06 07:54 | 日記系セレクション
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弁当で背中も温し初雪や
◆ 弁当で背中も温し初雪や ねこさん
明日は一年で一回だけ、車を置いて汽車で仕事に行く日。
一年に一回だけ着るコートが暖かい。
背中の弁当も暖かい。
| 2005-12-15 07:56 | 日記系セレクション
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月影
月影を追うてもなかなか言葉にならず、考える日が続いていました。
◆ 月影や凍えて長し夜明け前
そんな早朝を二日も迎えて、日本列島はぶるっと震えていますね。
幾千年も昔のエジプト人たちはこの月を見上げて、あるいは太陽を崇めて、数センチと狂わないピラミッドを設計し、うるう年を知っていた。
1年の365日を12で割って1ヶ月を30日とし、残りの5日を余分な日とし感謝する心を持ったという。
30日というのは月が満ち欠けする周期です。
本能的に人はこのような神秘に引き寄せられていたのでしょう。
それにしても、真冬の月は、高くまで上りますね。殆ど90度です。
あの月が、朝になったら落ちてくる。
夜明け前、薄墨をひいたような陰が窓越しに忍び込む。
今年一番の寒さに、影までもが凍てついているようでした。
| 2005-12-17 08:01 | 日記系セレクション
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キャプテンの頬に寒風弾け散る
■ キャプテンの頬に寒風弾け散る
好きな人がいるんだ。
でも、遠くから、そっと見るだけ。
最後の冬なんだ。
春になったら、受験勉強に入るって。
ねえ、どうするの。・・・・
| 2005-12-21 21:49 | 日記系セレクション
2010年9月15日 (水曜日)