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ゴール前で手を抜くな

3歳から競泳をやっていた。いつも試合はドキドキしていた、飛び込んでからは時間がタイムワープするようなコマ送りの映像が続く。苦しい、そしてゴール前の最後のワンプッシュ。多くのレースはここで勝負が決まった。ビジネスもそうだ、最後までどれだけ諦めないか、この最後の手を伸ばす努力、誰よりもプールの壁に備え付けられているセンサーに早くタッチする気持ち。

昨日の1日はそんな時間だった。1ヶ月に渡った照寿司TOKYOのクラウドファンディングが終了する。最終日、僕は戸畑に飛び、そして堀江はWAGYUMAFIA DISTRICTから中継をかける。裏側では色々なトラブルが起きていた。最後の最後でトラブルである、ただし止まれない。堀江がプラットフォームを変えてやろうと提案する。すぐに始める、そこまでの効果がなかったので、また別プラットフォームに移動、そして最後はInstagram Liveを直前まで断続的に行う。最終日のみで2割近い、ジャンプアップを記録した。

そして僕は照寿司の渡邊さんことなべちゃんと8時間に渡って色々な話しをすることができた。普段は仕事が必ず入っていて、ここまでリラックスした時間はなかったと思う。あの時の全てが始まったマカオのMGM以来だったかもしれない。あの時も今も、最後をとことん頑張ろうとする人間とそのチームだけが残っている。

人生に理由などない、一生懸命生きるかどうかだけだ。いつも思い出す、あの苦しさの絶頂の果てにコンマ何秒か早く手を出せたかどうか。口から吐かれた水泡とともに、ざばっと顔をあげてゴーグルを外して電光掲示板見るあの瞬間だ。昨日の一日は久しぶりにそんなゴール前の踠きを経験できた大切な一日だった。ビジネスはゴール前までどれだけ手を抜かないかで決まる。

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