東京の存在意義を見つめ直す半年

「３２年目の結婚記念旅行なんだ」とマークは教えてくれた。２０１９年に予約してくれたのだが、コロナで３年後にようやく来日。昨日はWAGYUMAFIA THE BUTCHER'S KITCHENにて奥様のスーザンと盛り上がった。明日大阪、そして直島、京都と立ち寄ってから帰国する。２週間ほどの日程で日本を味わってもらうのだ。きっと素敵な３２年目の結婚記念旅行となることだろう。

海外ゲストのルートは３年前とほとんど変わっていない。文字通り３年の空白を一気に埋めていく形になるのだろうが、おそらく東京はある程度短縮されて地方に伸びていくスピードが加速することだろう。僕らがやっているおにぎりプロジェクトもチャリティプロジェクトではあるが、僕らなりに酒蔵を通して地方を見出していくことが目的のひとつでもある。その旅の状況は配信されて、多くの方々が日本にやってきたときに訪れる場所となる。

東京の存在価値をもう一度見直す必要があると思っている。東京だからこそできることを突き詰めていくことが、この半年間で求められているいくことだろう。思えば、海外でパリに行ったとしても最初の日だけで、あとは列車でどこかに行ってしまう、もしくは最終日にちょこっと立ち寄るみたいなそんなイメージだ。東京にあるWAGYUMAFIA、東京をベースにしている自分、そんなことを戻ってきてくれている海外ゲストとの会話を通して見つめていくのであった。