見出し画像

長かった日曜日の沈黙をいま切り裂きました!【名言マガジン】

アキラです!

名言というよりもこれを聞くと自然と涙が出てしまう何というか魂が震える言葉を紹介します。

まさに逃げて差す!あの日見るはずだった圧勝劇!!長かった日曜日の沈黙をいま切り裂きました!!!

夢のラスト1ハロン

「サイレンススズカ」という悲運の競走馬をご存知ですか?
知らない人のために簡単に説明すると、競馬のファンや関係者の人たちから「1番速かったのではないか」と今だに語り継がれている馬です。

この馬は「大逃げ」というスタートしてからずっと後続の馬に大きな差をつけて先頭を走り続けてそのままゴールするという一般的な常識では考えられない走り方をする馬でした。
これに関してはYouTubeで検索するとたくさん動画が出てくるので見てみると知らない人でも凄さが分かると思います。

サイレンススズカは後に大活躍する馬たちにも圧勝して向かう所敵なしの状態で競馬界の中で1番格が高いG1というランクの「天皇賞秋」というレースに臨みます。

おそらく誰もがサイレンススズカが最初から飛ばして1着になるだろうと予想していたでしょう。
実際にレースの途中までは後続に圧倒的な差をつけて逃げに逃げまくっていました。
レースの途中なのにこれは勝ったなとみんなが感じていた事でしょう。

しかし最後のコーナーを曲がった所でサイレンススズカは急に失速してしまいます。そのままコースの端に移動して後続の馬たちに追い抜かれてサイレンススズカは完全に止まってしまうのでした。
この時、自身の速さに脚が耐えられなかったのか骨折してしまったのです。

観客はどよめき、実況のアナウンサーもサイレンススズカと父親の有名な種牡馬「サンデーサイレンス」の名前に掛けて「沈黙の日曜日…」というのがやっとでした。

サラブレッドは脚の骨折があまりにも酷いとうまく治す事ができずに結局衰弱して死んでしまうので安楽死させる事になります。
もちろんサイレンススズカも例外ではありません。

圧倒的に速かったのに星になってしまったサイレンススズカに未だにロマンを抱いているファンも多い事でしょう。

そしてここからが本題の名言です。
これは「夢の第11レース」というJRAが企画したです。
過去の馬たちが同じレースで一緒に走ったらどうなるだろう?という競馬ファンが一度は夢見そうな企画をCMで作りました。

ディープインパクト、ナリタブライアン、オグリキャップ、シンボリルドルフなど歴代の錚々たるメンバーの中にサイレンススズカももちろん入っていました。

そしてCMではどの馬が1着だったのかは描かれずに、別のサイトで16頭いる馬それぞれが1着になった「夢のラスト1ハロン」という実況が作られました。
そしてそのラスト1ハロンのサイレンススズカが1着だった場合のセリフで
「まさに逃げて差す!あの日見るはずだった圧勝劇!!長かった日曜日の沈黙をいま切り裂きました!!!」
と言われているのです。
↓から聞く事ができます。1番最初です。


正直、自分は競馬はダビスタでしかほぼ知らないくらいの競馬ファンとは言えないレベルなのですが、それでもこれを聞くたびに涙が溢れてきます。いまこの記事を書きながらも涙ぐんでいます。

「あの日見るはずだった圧勝劇」あの日とはもちろんサイレンススズカの最後のレース天皇賞秋のことですね。
そして「長かった日曜日の沈黙をいま切り裂きました」こんな素敵な言葉で実況するなんて…このセリフを考えた方は本当に素晴らしいなと今でも感じています。


【開幕告知】
3/23(土)の正午より、都内下北沢駅にて劇団WAGNAS開幕いたします!

当日参加メンバー募集しております!
参加希望はもちろん、ご質問やお問い合わせも下記よりお願いいたします。

【お知らせ】
劇団WAGNASの団員(一緒に活動するメンバー)募集中です!
東京の新たな魅力とノスタルジーを感じたい方はぜひ劇団WAGNASへ!!

※芝居はしません…

興味ある方はこちら↓↓まで

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?