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爬虫類のイベント

都内アドベンチャーサークル「WAGNAS」オンダです!

昨日、さいたまスーパーアリーナで行われた「埼玉レプタイルズワールド」という即売会に行ってきました!

最寄りはさいたま新都心駅になりますが、20年近く前からあんまり変わっていないなぁ~
一人でしみじみこの辺を歩くのは10数年ぶりなのでなんだかノスタルジーです!

雰囲気としては去年WAGNASでも行った羽田イノベーションシティ味を感じましたね!
またやや前衛的な雰囲気の高層ビル群やガラスが多いので、「例の息吹」を感じることもできるかもしれません!

さてさて会場にやってまいりました!

ん~なんだかやっぱり昔と違うなぁ…

がっつり懐古主義者の僕にとって、昨今の爬虫類業界はやはり馴染めません(笑)

マイナー趣味がメジャー趣味に向かう過程をまざまざと見せつけられている感じがする。
とはいってもまだ全然マイナー趣味ではあると思うんだけど。

エグザイルやキャンギャルみたいな店員さんで揃えたお店とか、昔は想像つかなかったもんなぁ~

爬虫類をブランドやセレクトショップみたいな雰囲気で売るお店も増え、20年前から数店舗はそういうお店あったけど、全体的に今はそっち路線なのかなぁって思いますね。

まぁ業界の陽キャ化には、色々想うところもあるけれども、まぁ別に今となってはどっちでもいいです。

実は僕はこういうのが好きになれなくて、ここ10年くらい爬虫類から少し離れていたわけですが、そもそも僕が好きなのは「爬虫類業界」ではなく「爬虫類そのもの」なので、爬虫類業界がどうあろうとどうでもいいし、そんなことに一喜一憂するのはそもそも間違っていたって今は思っています(笑)

ただ、こういうメジャー化・陽キャ化もいいところがあって、なんだかお客に普通のお金持ちが増えたような気がします。

いや昔もお金持ちはいたかもしれませんが、やはり完全に趣味でそれらを行う人が多かった。
例えば珍しい爬虫類を繁殖させても、それを内々の自分が認めた好事家の間でしか公開しないような…
それがプライドか何かはわかりませんが、少なくとも僕はそれが「粋」だと思っています。

でも昨今は、良くも悪くも普通の感性のお金持ちが増えて、珍しい爬虫類を繁殖させるとSNS等で公開して称賛を浴びたり、更なるお金儲けに利用したり…良くも悪くも俗物なイメージです。
かなりの負のバイアスが入った表現になっていることは自覚あります…

ただ、そのお陰もあってか、多種多様な爬虫類の繁殖がどんどん盛んになってきました!
理由や経緯はどうあれ、結果だけ見れば素晴らしい話です!

会場はさいたまスーパーアリーナということもあり、広々としており綺麗で、その割に空調もしっかり利いておりとても快適でした。

昨日は完全な夏日だったので良かったです!

まぁまぁ混んでいましたね~
お昼から有名なユーチューバーの講演があるらしく、それで少しは人もはけて店舗ブースをゆっくり見れるかな?と思っていましたが、案外そんなことはなく人はあまり減りませんでした。

もちろんイベントに求めるものは人それぞれで否定はしませんが、「人」ではなく「生き物」を見に来ている人の方が大半であったと言う事実に、上から目線ですがなんだか心強くも感じたりしました(笑)


さてさて、買った生体を紹介します!
結論から言うと2匹の蛇を購入しました!

①ハルマヘラパイソン
色々な図鑑や飼育書、ネット情報によると最大4メートルになるらしい大蛇。

近い仲間に本種よりやや小型とされるモルカンパイソン、かなり小型とされるタニんバーバイソン、逆に更に超大型とされるアメジストパイソンなんかがいます。

で、このハルマヘラパイソンですが、色々な情報に大きくなるって書いてあるんですが、不思議と大きな個体って見たことないんですよね。

図鑑や飼育書はもちろん、SNSや海外フォーラム、学名や英名の検索でもなぜかこの種の巨大写真は出てこないのです。

逆に近い種で本種よりやや小型とされるモルカンパイソンは国内SNSでバカみたいにでっかい個体が簡単にヒットする…これはなぜだ!?

・単純に流通量が少なく誰も大型個体を検証でいていない説
・そもそもハルマヘラパイソンはそこまでの大型種ではなく、近い種類の超大型種アメジストパイソン等の近似種と情報が混濁している説

上記が考えられますがどうなんだろうな~

割と最近までアメジストコンプレックスやら再分類もされ、これらの種は結構ごっちゃに扱われることも多かったのです。

そんな経緯からも何となく僕は後者な感じもしていますが、そんな大きくならなくても顔がめちゃくちゃカッコいい昔から好きな蛇の一つです。

②ツマベニナメラ
今はもう廃刊している…というか、自分が高校生の時に既に廃刊していた爬虫類雑誌スケイルで昔読んだ記事です。

今も実家のどっかにあるのですが、その記事は中国の食用生体市場を調査するといった内容のものでした。

その中にツマベニナメラの記述があり、そこには大人の腕ほどの太さの本種がいたと書かれていたのです!

少年の日のオンダは、その記述に心奪われずっとずっと憧れの種でした。

当時も本種は流通していました。
が、粗悪な環境で輸入されたぼろぼろの野生最終個体ばかりで、飼育難易度はめちゃくちゃ高い。

90%失敗するので死体に金を払うようなものだと揶揄されたり、かくいう僕も2回挑戦しましたがだめでした。

それから数年。
古くからのマニアには漠然と爬虫類先進国と認識されているドイツからの繁殖個体が出回り始めました。

しかし当時販売されていた野生個体の10倍の金額はしましたね。
90%失敗する野生ヘビを3万で買うか、失敗のリスクの少ない繁殖ヘビを30万で買うか…とても難しい問題でした。

それから10数年経ち、今や多少は金額もこなれ、それでも僕からしたら高額ですが、今回ようやく入手したわけです!


結構お金を使いました(笑)
が、もう一つギリギリまで購入を悩んだ生体がいました。

それは「タヌキ」です!!

日本にいるあのタヌキです!
野生の個体は飼育禁止なので、きっと一度動物園などの公的な機関を通って繁殖されたものが繋がりのあるショップに下りてきた繁殖個体だと思うのですが、タヌキの赤ちゃんが売っていました。

しかもギリギリ買えてしまう金額だったのです…
この手のエキゾチック哺乳類ってやたら高額な印象でしたが、案外安い!?

とはいってもペットショップで販売されている犬や猫と同じかちょい高ぐらいな金額ですから、もちろん安くはないわけですが…

まぁそんなこんなで色々な生き物を見れて、久々にまぁまぁ高額な買い物もできたし、楽しかったです!


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