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勅題って何? 毎年、和菓子屋さんで販売される「勅題の和菓子」とは。

明けましておめでとうございます!
本年もどうぞよろしくお願い致します。

2022年初の投稿は「勅題の和菓子」です。

 皆様、勅題(ちょくだい)ってわかりますか?
勅題とは、皇居で毎年1月10日頃開かれる
「歌会始の儀」のお題を勅題と言います。
起源ははっきりとはしていませんが、鎌倉中期とされています。
皇族、貴族が集まり和歌を披露し合う年初めの行事のことを指します。

昭和22年より一般からも応募できる様になりました。基本的に毛筆で自筆ですが、障害のある方は、代筆、パソコン、点字でも応募出来ます。

漢字1文字が指定され、その文字が使われている
和歌をつくります。
読み方は問われません。
例えば2022年は「窓」ですが
「まど」と読んでもいいし、同窓会のように
窓が入った熟語でも構いません。

勅題が和菓子とどういう関係があるのかといえば、毎年の勅題を和菓子で表現します
何時ごろか定かではありませんが、勅題が一般に公表されるようになって、徐々に広がっていったのではないでしょうか。

年末年始に主に生菓子で表現されます。
他に贈答用では、熨斗や包装紙などでも勅題を表したものが使われたりします。

この度作った勅題の和菓子は
「窓の梅」という菓銘で作りました。
障子を開けると庭に咲く紅白梅、
澄んだ風と共に花の香が室内に。
というイメージで作りました。

皆様が和菓子屋さんに行かれた時に勅題の和菓子があれば、店員さんにどの様なイメージで作られたか聞いてみて下さい。
よいコミュニケーションになると思います😄

最後までお読み頂きありがとうございました。
今年も色々と和菓子に関することを書いていこうと思います。どうぞよろしくお願いします!

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