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飾るための和菓子「工芸菓子」

工芸菓子とは
花鳥風月を題材に和菓子の素材を使い
写実的に表現する和菓子です。
洋菓子の小型工芸、飴細工、マジパン細工、チョコレート細工はすべて食べられるもので作られていますが、和菓子の場合は写実的に表現するため食材のみでは重さに耐えられないため中に芯材を使います。
小型のものでは可能ですが、大型工芸になるとどうしても芯材は必要になります。

和菓子の技術の最高峰と言われる工芸菓子ですが、それは単に和菓子の技術だけでは出来ないことがあげられます。
植物を作るときはどのような生態なのかしらべる必要があるし、鳥を作るときは筋肉の着き方や羽根の並びなどを調べます。
この様に様々な知識を必要とするため最高峰と言われる所以と思います。

上からメジロ、オオルリ、牡丹です↓

おもに雲平(うんぺい)、餡平(あんぺい)と呼ばれる生地を使い作ります。
基本的な配合はありますが、それぞれの作り手が自分のやりやすい様アレンジするため多種多様になっています。

なかなか皆さまの身近にあるものではないのですが、工芸菓子が飾ってあるお店もありますので見かけたらよく見て欲しいです。

トップの胡蝶蘭の工芸菓子は「世界のラン展」で展示したものです。実際に胡蝶蘭と図鑑も購入しました。

広島ではまだメジャーではないですが、京都をはじめ、東京、千葉、名古屋、大阪、松江では多くの工芸菓子作家さんがいらっしゃいます。

微力ながら広島にも根付く様頑張っていきたいと思います!

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