短編小説

無名の芸人がnoteで短編小説を書きます。よかったら買ってください。



永代橋


 東京のオフィス街へと続く永代通りを歩いている立花司は、26歳のフリーターである。会社勤めを2年していたが、自分の才能の無さや自分への絶望を感じたのも理由だが強烈な決定打があり、会社を辞めた。

 「なんで生まれてしまったんだろうな。」と立花はボソッとつぶやく。
立花の周りには、目から生きる幸せを感じている人や楽しく一緒に歩いているカップル達でたくさん。負のオーラを纏っている立花はそのような人達を見るだけで、心に鋭利な刃物で傷つけたような苦しみを感じる。

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