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北陸鉄道浅野川線 #3 車両基地

 浅野川線の終点である内灘駅には、隣接して車両基地があります。その周りを歩いて一周してみました。

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留置中の8000系幅狭車

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上の写真とほぼ同じところから広角で。塀が大きくカーブを描いており、不自然に土地が空いてますが、これがなんでか分かりますか?
実は半世紀ほど前まで、浅野川線の線路の終点はこの内灘ではなくて、ちょっと先の粟ヶ崎海岸という駅まで伸びており、海水浴シーズンのみ延長運転していました。そしてその粟ヶ崎海岸駅に続く線路がここに敷かれていたというのです。つまりここは廃線跡なんですね。
当時の内灘駅には、粟ヶ崎海岸行きの専用ホームが設置されていたそうです。枕木で造られた簡素なものだったとか。

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ちょっと移動。
こんなこと言ってはかなり失礼ですが、どことなく“廃”な雰囲気が漂ってるように感じました。ボーボーに伸びた枯れ草がフェンスに絡みついている様なんかがまさにそうですね。まあ、この写真を撮ったのはほぼ人目につかないような細い裏路地なので、北鉄が手入れしてなくても仕方ありません。

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つい先日、8000系を置き換えるための元東京メトロ03系が、トレーラーで内灘まで陸送されましたが、その際は架線を外し、この線路にて積み下ろし作業を行なったようです。


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