見出し画像

CL京都ベスト8の最新版雪道ミュウデッキ解説

こんにちは、ワデです。

先日行われたcl愛知で使用した雪道ミュウのデッキ解説記事になります。

以前から雪道ミュウを使用しており、cl京都ではベスト8に入賞することができました。

今回のclでは5連勝からの3連敗と結果が出せませんでしたが、直近の自主大会では優勝と準優勝をすることができ、かなり完成度の高いデッキになったと思っています。

これからシティリーグでもかなり流行るデッキタイプだと思いますので、是非最後まで読んでみてください!

※3/17に行われたシティリーグシーズン3で、78人中ベスト4に入賞することができたので、追記しました!

※3/19に行われた桃屋杯で128人中優勝することができたので、追記しました!

※cl宮城の環境考察、リスト変更などを追記しました!


環境考察

Tier1 ギラティナ ルギア

Tier1.5 ミュウ ロスバレ

Tier2 ミライドン

Tier3 サーナイト

※ここで言うTier表はデッキの強さではなく、使用率の多さを表しています。

(同じTierの場合は、左のデッキがより数が多いと考えられます。)

環境初期はロストが猛威を奮い、それに対策する形でクレッフィ採用型のミライドンやルギアが台頭してきました。
ギラティナは対応力が高く、明確な不利対面が少ないため、常に数が多い印象でした。
ルギアはアーケオス展開後のパワーが凄まじいことから、一気に数を増やしてtier1まで登り詰めました。
ロスバレは数が多かったですが、クレッフィやルギアの影響で少し数を減らしました。
ミュウは前環境から大きくリストの変化がなく、依然として人気デッキですがドラピオンの採用が多いことと、ロスバレにに対して有利を取れないことから使用率がそこまで高くない印象でした。
もしかしたらウッウロボが高いことも使用率の少ない原因かもしれません笑
そう思っていたら、cl直前に雪道ミュウがかなり数を増やしました。
ミライドンは運要素が強いこと、明確に有利なデッキがないことから、clでは使用率はそこまで高くないだろうと思っていました。
サーナイトは2進化であること、強いレシピが出回っていないこともあり、使用率は少ないと予想していました。

雪道ミュウを使用した理由


僕がCLにデッキを持ち込む時に意識しているポイントは下記になります。
一つ一つ解説していきます。

1.安定感(再現性)があること
2.後攻でも強いこと
3.まくり手段があること
4.環境上位のデッキに対して明確に不利でないこと
5.有象無象のデッキに強いこと
6.使い慣れていること

1.このデッキは基本的に雪道ジャッジマンで相手を止めつつ、相手が止まっている間にこちらが動いてポケモンを倒していくというコンセプトのデッキです。
そのため、やりたいことが明確で、かつジャッジマンを打つというハードルもそこまで高くありません。→やりたい動きへの再現性が高い
また、ボールの数が多いこと、1度展開してしまったあとはたくさんドローできることから安定感も高いです。

2.後攻からでも雪道ジャッジマンという明確なゴールがあるため、強い動きがあります。
最近のデッキはジャッジマンに弱いので、仮に雪道を貼れなくても止まってくれることが多いです。

3.clは予選が14回戦もあり、かなりの長期戦なので、序盤に遅れてしまう対戦が何度もあります。遅れてしまったら負けとなれば、勝ち上がることはできないので、まくり手段が入っていることが勝ち上がるデッキの一つの条件だと思っています。このデッキには手札干渉手段が多く入っています。序盤からジャッジマンで相手の手札を妨害し、少し遅れたところからでも巻き返しを狙えます。
また、VMAXが倒されやすいので、ツツジが打ちやすくなっております。森の封印石やウッウロボ、フュージョンシステムのおかげでツツジが使いやすいデッキなので、ツツジで逆転して勝利という展開になりやすいです。

4.環境上位であるギラティナ、ルギアに対して不利ではなく、しっかりと勝ち筋があります。
また、ロスバレに対しては微不利ですが、明確に不利な訳ではなく、ミライドン、ミュウに対しても不利はついていません。
これらのデッキ相性から雪道ミュウは環境的に悪くないと判断しました。

5.clには3000人以上の参加者がおり、全員が環境を意識してtier上位のデッキを握ってくるわけではありません。
僕の知り合いも1人参加していましたが、自分の1番好きなポケモンを使って参加していました。
ですので、特にDay1の5回戦ぐらいまでは環境外のデッキと当たることも少なくありません。こうした中で勝ち上がるには、どんなデッキに対してもある程度の勝率を確保することが重要になります。
雪道ジャッジマンや雪道ツツジ、先2ボステクノバスターはどのデッキに対しても有効なことが多いので、こうした環境外のデッキに対してもある程度の勝率があると考えました。

6.clにおいて、25分の制限時間内に対戦が終わらなければ両者敗北となってしまいます。また、3敗すればドロップという緊張感の中での対戦になるので、ミスプレイをしてしまうこともしばしばあります。
このような状況の中で、いかに素早くプレイしてミスを少なくするかが求められるので、使い慣れたデッキを使うことが大切だと感じています。
その点、僕はcl京都の前からずっと雪道ミュウを使い続けてきたので、今回のcl愛知でもデッキがすぐに定まりました。
早くデッキが決まったことにより、各対面での練習をより長く行うことができました。

フュージョンミュウとの違い

最も大きな違いは安定感です。フュージョンミュウを使用したことがある人ならわかると思いますが、意外と事故が多く安定感が高くありません。また後1エコーの確率もそこまで高くはありません。フュージョンミュウの安定感の低さの一つの原因はエネルギーの多さです。フュージョンエネルギーがとても大事で、捨てることはできず、手札にかさばります。また基本的なサポートはカミツレとボスなので困った時にサポートでドローすることができないことも事故の原因になります。
一方雪道ミュウはエネルギーが4枚しか入っておらず、またドローサポートを多く採用しているため事故率がかなり低くなっております。
後攻1ターン目にジャッジマンを打てる確率が高く、何もない手札からでもジャッジマンからVIPパスに繋がったりするので、後1に必ずカミツレを打たないといけないフュージョンミュウと比べると事故が少ないです。またジャッジマンを多く採用しているためリソース管理を行いやすいことも特徴です。序盤に引いてしまったパワータブレットやツツジを山に戻すことができるため、終盤まで温存することがより簡単になりました。ともだち手帳を採用していないですが、かなりの確率でツツジをうつことができる構築となっています。ドローサポートが多いダブルターボ型の方が相手が使用する雪道からの復帰もしやすくなっています。

clという連戦において僕は何よりも安定感(再現性)を意識しているので、フュージョンミュウではなく雪道ミュウを使用することにしました。

その他にも、ロスバレへの勝率という観点でフュージョンミュウより優れていると考えています。序盤からジャッジマンを連打できるので、ロスト側が止まってしまう可能性が高まります。
メロエッタを出すと1-3-2のサイドプランを取られてしまうので、サイド1のポケモンが入っていない点も優秀です。

CL京都からのリスト変更点

ミュウデッキは、レギュ落ちの影響を大きく受けていないと見せかけて、実はかなりのダメージを受けています。

大きな変更点はクイックボール→ネストボール、マリィ→ジャッジマンです。
これによって安定感が低下してしまいました。
クイックボールをネストボールに変更したことにより、中盤以降手札を切りにくくなってしまいました。また、ネストボールはかさばるため4枚採用したくないので、数枚をフェザーボールなどの他のカードにしましたが、その分初手でゲノセクトに触るカードが少なくなりました。

ジャッジマンからマリィへの変更もかなり大きいです。
4枚ドローと5枚ドローもそうですが、マリィは山札の下に戻すので、手札にあったカードを再度引くことがないのに対して、ジャッジマンではもう一度引いてしまう可能性があります。
また、毎回山札をシャッフルするので、時間ロスも多くなりました。

デッキレシピの推移

以前に使ったレシピを紹介します。

12/11 cl京都 ベスト8

1/11 シティリーグ 優勝


レギュ落ち前からずっと使い続けていたデッキタイプですが、レギュ落ちの影響が思ったより大きく、かなり試行錯誤を重ねて何度も採用カードが変わりました。

cl前にようやく納得のいく60枚が出来上がったので、参考にしてみてください!
もし明日clがあっても、同じレシピで参加すると思います!

各カードの採用理由は熱が入りすぎて、1枚1枚かなり長くなってしまいました笑

ここから先は

25,259字 / 4画像

¥ 500

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?