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常にミッションベースに仕事をしよう

こんにちは!株式会社アトラエの新卒入社5年目の和田と申します。
まもなく入社5年目が終わり、4月から社会人6年目になるので、この5年間をいろいろ振り返っていました。

その中で若手時代(入社2年目くらいだったと思います)のメモに、今後もずっと守るべき超大事な基礎が書かれていたので、今回はその焼き直しをしてみたいと思います。

仕事にはミッションベースの仕事とタスクベースの仕事があると思っており、定義すると以下のようになるでしょうか。

ミッションベース :
自分の仕事や役割を全うした先に実現したい大目的が明確である状態。

タスクベース :
任された仕事を全うすること自体を目指している。 その仕事が何のためのものか、その先の大目的が説明できない状態(もしくは、同じチーム内でも人によって回答がバラバラな状態)。

今回書きたいことは、シンプルに「常にミッションベースで仕事をしよう」ということです。
以下、ミッションベースとタスクベースの具体例と仕事のパフォーマンスへの影響について書いてみます。

タスクベースはサッカーの練習メニューで例えると、監督からスクワットを毎日100回やるように指示されたからやってるけど、それがなんのためにやってるのかよくわからない状態。
いずれただの作業になるので、スクワットが気持ちよくて仕方ないようなちょっと変な人でない限り、すぐにつまらなくなり、継続がストレスになるはずです。

これがミッションベースだと、スクワットが実はクロスボールに対するヘディングで競り勝つジャンプ力と、スルーパスに反応する瞬発力とスピードを向上させて、ゴールの決定率を総合的に高める目的でやっていることを理解している状態です。

このようにミッションベースに理解できていれば、1回1回のスクワットの負荷効率や質にこだわり、サボらないようになるし、大目的に向けて練習をこなしているので成長期待感も日々得られ、頑張る理由を持てますよね。

これは日々のビジネス、仕事でも全く同じで、大目的に自分の仕事を紐付けないままとにかく走るような状況が生まれてしまうと、単なる作業になってしまい、チームのパフォーマンスという観点でも下げてしまうし、自分の成長機会という意味でもかなり勿体無い状況になっています。

最悪なのは、ただの作業にすら慣れてしまって、段々とその仕事に伸び代を感じられなくなり、「自分のやりたい仕事じゃない」とか「これは自分に向いてない」など逃げる方向に思考が寄ってしまうことです。

逆に言えば、どんな仕事も考え方や捉え方によっては作業にもなるし、クリエイティブなものにもなります。
またサッカーの話に戻って、大目的がゴールの決定率を上げることなのであれば、スクワットより効率のよい練習メニューを考えて提案するだけでも、めちゃくちゃバリューのある仕事ですよね。
同じスクワットでも絶妙に膝の角度とかスピードとかタイミングによってクオリティが変わるなら、それを見つけて練習メニューとして体系化すれば、これもバリューのある仕事です。

自分の仕事と大目的を紐付けられているからこそ、「その目的ならそもそも他にもっと簡単で良い方法がないか?」とか「同じ方法でも、こうすればもっと早く終わるのではないか?」など、前提や慣例を疑う姿勢、自分なりの付加価値を出そうという姿勢が出てくるので、仕事がクリエイティブになります。

また、大目的を理解しているからこそ、他のメンバーの仕事もその同じ大目的に紐づいていることが理解でき、足りない部分をサポートしようとか、もっと良いやり方に気づいたからフィードバックしようとか、視点もチームに向くようになります。

一方で、仕事とミッションを紐づけて日々過ごせていたとしても、チームメンバーによって「何がミッションか?」に対する回答がバラバラだと、各々違うミッションに対して仕事をしてしまっている状態なので、これはこれでチーム単位ではミッションベースに仕事ができていないと言えます。
全員の目線を合わせて、チームのパワーの出力先をミッションに集中させるのも、重要な仕事ですね。

このように、考え方一つで自分の成長角度やパフォーマンスが大きく変わってしまうので、「常にミッションベースで仕事をしよう」というブログでした!

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