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国宝を撮影できる!

会社から歩いて10分のところにある、東洋陶磁美術館が好きだ。
いつもそんなに混んでないのに、
超一級の陶磁器がずらーっと並んでいて、
年に3、4回は行って、ぼーっと見ている。
なんでみんな見に来ないのかなーっていうぐらい、
素晴らしいコレクションだと思う。
その美術館に12月、久しぶりに行ったら、
「作品の撮影が可能です」
と言われた。
日本の美術館って、やはり保存が第一で、
撮影はフラッシュが美術品に悪影響?
周りのお客様に迷惑?
撮影してぶつかって壊してしまいそう?
だからか、撮影を許可しているところはほとんど無い
イメージがある。
が、ルーブル美術館ではモナ・リザを撮影できたし、
国によっては国宝を触ることもできた。
日本は過保護すぎる、だから子供が美術に興味を持たない、
感性が広がらないと思っていた。
が、今回、撮影ができると聞いてびっくり。
さっそく、この美術館最大の目玉であろう、
油滴天目茶碗を「パチリ!」
アイフォーンで撮る瞬間
ちょっとした後ろめたさを感じるところが、
まだ美術品の撮影に慣れていないということだ。
これを友達や家族と共有できるって、いいことだな、と思いました。

けれど、撮影には善と悪がある。
カメラを撮影するということは、実物をみつめる時間が減るということ。
運動会で、子どもの写真はバッチリ撮ったが、
子どもが何等賞だったかわからない、ということがある。

本物をさわってみつめて、感じる、ということが大切だとは思う。
が、撮影できるようになったこと、大歓迎!

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