うさぎとかめとマイペースと頑固ーダンス初心者がステージに上がるまで④

プロジェクトマネージャーをしています。

7/29のDance Collage SHIZUKU
15周年記念公演〜Life is a Flower〜のステージに立つ
ダンスワークショップに参加しています。
藤井風さんの「grace」を踊ります。

ダンスに葛藤がありすぎて
ダンスと向き合うことで
色んな自分に出会う日々です。

毎日5回練習する。を続けて
2回目のダンスワークショップに行きました。

うさぎとかめのお話を思い出す

参加している方のチェックインやチェックアウトを聞いていたら
ああ、みんなはだいぶ先を歩んでいるな～って
焦ることもなく、自分を卑下することもなく
淡々と思ったんです。

うさぎとかめのお話で。
みんなはうさぎで。
ぴょんぴょんとだいぶ先を行っている。
私はかめで。
焦ることもなく、ただ淡々と
毎日5回練習している。そんな姿を。

うさぎは良くて、かめはダメ？

うさぎは良くて
かめはダメって思う世界から見たら
もっと急いだら？とか
ひとりで遅れて迷惑じゃない？とか
恥ずかしくないの？とか
自分に言う気がする。
そもそも、そんなことはやる前から分かってるので
参加しないって選択をすると思う。

でも、私はかめも良いじゃん！って
今、心から思えてるんだと思う。
そして、そういう私でもいいよって場に
行ってるんだと思う。
とにかく、ダンスのことで、うさぎになれ！と
自分に言っていない。笑

うさぎも良いし、かめも良い。
どっちも好きだし
どっちも良い。
私の中にはどっちもいるし
どっちも必要で
どっちも意味や価値があって
どっちも大切。

外側の声をたくさん聴いてしまうと
かめでいるのは難しい。
世の中には
うさぎが良い！うさぎであるべき！
うさぎこそが成功者！
うさぎであることこそがステイタス！
そんな情報に溢れている。

そんな世界の中で
むしろ真逆ともとれるような
かめで在り続けるのは難しい。

かめって「マイペースさ」の象徴だと思う。

マイペースさと頑固さ

外側の声に左右されずに
内側の声、自分のペースを採用する。
マイペース。

マイペースって
短所として言われる傾向がある。
我が家には二人の子どもがいるのですが
どちらもどちらなりのマイペースさがあって
もうちょっと社会的なペースに
合わせられないものかね～って
心配や不安から思ってしまうことがある・・ごめん！

マイペースさの象徴がかめなのも
こうして書いてみると納得。
あの分厚い甲羅は
社会的な声から身を守るのに必要そうだ。
大きな刺激があったら
全身が甲羅の中に隠れることができるなんて
まさにぴったりだ。

社会からの刺激が強い世界の中で
自分のペースを守り続けるって
なかなかできることじゃない。

頑固ってキーワードもふと浮かんだ。
頑固もなんだか短所として言われることがある。
頑固って、周りに流されることなく
自分の意思、芯、自分軸、こだわり、譲れなさを持っていて
それを表現し、粘り強く、最後までやり遂げることができる。

マイペースで頑固。

すごい短所って受け取ることもできるけど
すごい長所で、すごいギフトだって
受け取ることもできる。
資質をどっちとして扱うのか。
それは自分次第。

そういえばウクレレも同じ道を歩んだ

私はウクレレチームにも入っていて
ウクレレも最初は葛藤があったんです。
ステージに出る前のことを思い出したら
ウクレレもダンスも同じだな～って思いだしました。

ウクレレも、ただ弾くだけじゃなくって
ステージに立つとなったら
ただ演奏するだけじゃなくて
さらに、大きな声でとか
笑顔でとか、身体も動かしてとか
お客さんも巻き込んでとか。
色々あるわけですよね。

けど、とにかく始めた頃は
ウクレレを演奏することで精いっぱいで。
演奏ができないことには
それより先に進むことができなくって。
みんながステージに向けて
演奏以上の何かを練習している中でも
ひとり身体を揺らすこともなく
ひたすら演奏していて。
動画に撮ってみたら、私だけ動かないから
私だけ静止画みたいになって
みんなが笑ってたことがあったな～と思い出して。笑

こんなの、マイペース過ぎるじゃないですか！
みんなに合わせて、みんなと一緒に
身体を動かしておけば
目立つこともなかっただろうに・・

けど、身体を動かしちゃったら
演奏ができなくなっちゃうので
どっちかしかできなくって。
どっちかだったら、演奏が優先順位が上！
よし、演奏に集中しよう！って
マイペースな私が判断したんでしょうね。

不器用すぎて、笑うしかない！

自分らしく歩む

私はいつもこんな風に道を歩むんだなって
ふと思いました。

子どもも二人いるので
二人とも歩み方って
やっぱり違うんですよね。
それぞれの資質にあった歩み方がある！

歩き方に、良いも悪いもない。
ただその人がその人らしく
歩むことができたら
本当はそれでいいはず。

マイペースで頑固でいいじゃないか！

かめで生まれてきたのに
かめは嫌だって。
かめは違う。
かめは間違え。
かめは愛されない。
かめは価値がない。
そんなことをずっと自分の耳元で
囁き続ける人生って、どうだろう。

かめで生まれてきたのに・・

きっとかめになりたくて
生まれてきたのに・・

かめとして生まれて
すでに願いは叶っているはずなのに・・

自分らしくって
きらきらと美しい感じがしちゃうけど
他人らしく生きてきちゃった場合の
はじめの一歩はぜーんぜん違っていて。
嫌な自分・・
見たくない自分
あっちゃいけない自分・・
恐ろしい自分・・
残念な自分・・
そんなものもひっくるめて
受け容れるところからスタートする。

残念過ぎる。
逃げたくなる。
葛藤がある。
絶望がある。

でも、１回かめと向き合う。
受け容れる。
それは、絶対に必要。
そこを過ぎれば
私にはうさぎ要素もある！
うさぎとかめのハイブリットだ！なんてことで
ＯＫなわけだから。

だいぶ長いこと生きている方は
自分の歩み方って知ってると思う。
忘れちゃってるかもしれないけど
今まで何度もその歩み方をしているはず！
それを思い出して
淡々と自分の歩み方で
進んで行こう。

私の経験によると
少々おかしな歩み方であっても
その歩み方を懸命にしていると
わかってくれる人、応援してくれる人が
必ず出てくる。

というわけで、今日も私は私のペースで
練習を続けていきます。
それを選択する自分を誇らしく思いながら・・

＜関連記事＞