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JSONとは?特徴や基本的な書き方についてIT初心者が解説!

こんにちは。私は『kintone』を使った中小企業向けDXの提供を支援する「クラフテクス株式会社」にてインターンシップに参加しているワダです。

突然ですが、みなさんは『JSON』という言葉をご存じでしょうか。
IT関連の用語だとは知っているけれど、どんなものかは知らない・・・という方も多いのではないかと思います。
かくいう文系学生の私も、インターンに参加してからはじめて聞いた単語でした。社内で利用している「kintone」にもJSONは活用されていると知り、自身の勉強も含め、この機会にJSONを勉強してブログにまとめよう!と思い立ちました。

そのため、今回はJSONについて、IT系初心者の視点なりに勉強したことをまとめ、解説していきたいと思います。


JSONってそもそも何?

まず、そもそもJSONとは一体何なのでしょうか??

JSONとは、正式名称を「JavaScript Object Notation」といい、コンピュータ間でデータの記述や交換に用いられる記述形式、フォーマット(書式)のことを指します。
PythonやC言語といったさまざまなプログラミング言語に対応していることから、別の言語どうしでデータをやりとりする際も、JSONを通すことでデータの交換がスムーズに行うことができるのが特徴です。この汎用性から、JSONはプログラマーたちの間で広く使われるようになりました。

また、名称に有名なプログラミング言語である「JavaScript」とありますが、これはJSONがJavaScriptの書き方を用いていることに由来しているためだそうです。


JSONの特徴と利点

それでは、JSONの特徴にはどんなものがあるのでしょうか。例として、以下のようなものがあげられます。

  1. 軽量なテキスト形式:JSONはテキストをベースとしたフォーマットのため、データの容量が小さくなります。このため、データの処理や交換を効率的に行うことができます。

  2. 単純・シンプルなデータ構造:JSONのデータ構造はシンプルで、そのデータにどんなことが書かれているのか、人間が見たときに直感的に理解しやすくなっています。

  3. 多くのプログラミング言語に対応:JSONは多くのプログラミング言語に対応していることから、異なるプログラミング言語の間でデータを交換する際にも、共通のフォーマットとして利用することができます。

JSONのこれらの特徴によって、異なる言語間でもデータの交換が簡単になり、作業がスムーズに行えるようになっています。さらに、人間が直観的に理解することができるため、業務を効率化することができそうですね。

JSONの基本的な書き方を学ぶ

では、JSONはどのように書けばよいのでしょうか。
ここからはJSONの基本的な構造を紹介していきたいと思います。

まずは、JSONの一例がこちら。(Chat GPTにサンプルを書いてもらいました、便利!)

JSONコードの一例


プログラミング未経験でコードの書き方が全く分からない初心者の私でも、この一つのデータには

・名前はJohn Doe
・年齢は30歳
・学生ではない
・興味は読書とランニング 

という情報が入っているのではないか、ということが分かります。
上記の「データの構造がシンプルで理解しやすい」といった意味が分かりました。

JSONの基本

JSONでは、ひとつのデータの型であるオブジェクトを次のように記述します。

 {
  "キー" : "値" ,
       "キー" : 値 ,
  }
  
値を識別する名前(変数名)であるキーと、数値や文字列といった値をペアにして{ }で囲み、ひとつのデータにしています。
このとき、キーと値は「:」でつなぎ、キーは必ず「””」(ダブルクォーテーション)で囲みます。
また、「,」 (カンマ) を文末に区切りとして加えることで、複数のペアを作ることができます。(改行をするとさらに見やすくなります!)


JSONの構成

では、JSONはどのような要素から構成されているのでしょうか。ここでは、基本となる5つの要素を紹介します。

【文字列】
文字列は""(ダブルコーテーション)の記号で囲み、文字として認識させま
す。
例)”名前” "John Doe" 

【数値】
数値は文字列と異なり、""(ダブルコーテーション)の記号で囲まないことに注意です!囲んでしまうと、数値も文字列として扱われます。
例)”年齢”:30


【配列】

[  ] で囲まれた部分は、配列と呼ばれます。
, (カンマ) でつなげることで、キーに対応する値を複数でも記述することができます。ここでは、興味というキーに読書とランニングの二つの値(文字列)が含まれています。
例)"興味":["読書","ランニング"]


【真偽値(ブール値)】
真偽値(ブール値)はtrue/false などの値のことを呼びます。
キーが正しい(真)か、正しくない(偽)かどうかを記述します。
例)”学生”:false

【null】
nullはキーに対応する値がない場合に記述します。
例)"住所":null

これらのデータの種類を組み合わせることで、JSONでは様々なデータを表現することができます。


あとがき

いかがだったでしょうか。
今回はJSONとは何なのか、基礎の基礎から勉強しました。

JSONはkintoneのカスタマイズにも使用されているそうなので、いつか自分でもkintoneカスタマイズに挑戦してみたいです!

参考にさせていただいたサイト


クラフテクス株式会社は、サイボウズ株式会社が提供している『kintone』を使った中小企業向けDXの提供を支援している会社で、CSV、PDFファイルを自動で『kintone』に連携することができる自社開発サービス『DataSyncer for kintone』を販売しています。


また、先日WebフォームやECシステムなどからの受注通知メール自動で『kintone』に連携する『メール to kintone』の提供も開始しました。





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