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人生初のレンタカー練習でハードル3つ越えた

3時間×2回のペーパードライバー講習を終え、次の目標はこれだ。

「レンタカー借りて運転に慣れる!」

ところが。「運転怖い」心理が根強く残っており、スケジュールを決めようと手帳開いても、レンタカー会社のあたりをつけようとGoogleMAP見てもすぐ途中でやめてしまう。

そう、典型的な「腰が重い」状態。

こんな時はSNSで「乗ります」宣言して退路をたつのが一番。と、そこに知人のバイクインストラクターO氏がサポートを申し出てくれた。明後日なら付き合いますよと。

わー!非常にありがたい!
最悪「もう無理、100メートルだって運転したくない」となったら代わってもらえるし、細い道に入り込み「前門の虎、後門の狼」的状況に陥ってもきっと助けてもらえる。

ちなみに私は2拠点生活で、その時は横浜市磯子区にいた。横浜ではハズレの方だが、険しい斜面に狭い道も多く、いきなり走るのは怖い。三浦半島の外周ルートなら道も広いし車も人も少ないので走れそうな気がする。距離的にもいいのではと当初思っていたんだけど

「慣れるためには距離走らないと」

というO氏アドバイスはもっともで、自分のプランは単なる怖さからの逃げでもあったので、思い切って新宿西口の日産レンタカーを出発地点にした。

当日朝、新宿西口ロータリーの、地下駐車場からの出口を見て思った。

「ちょっと思い切りすぎたかも、ここまで上がってこれるのか自分?」

でも今さら予定変更もできない。ロータリー出た後、甲州街道にでて、そこから環七へと入り第二京浜を進むルートは、Googleマップのストリートビューで何度も予習&イメトレしてきた。バイクでも走り慣れた道だ!行けるはず、きっといける!呪文のように自分を励ました。

利用したのは日産レンタカー。その前に、スタッフ不在で立体駐車場からスタートする別のレンタカー会社に申し込んでいたが、フル補償つけるために五千円を捨てて切り替えた。「慣れないうちは大手が安心」というSNSで寄せられたアドバイスに従った。これも勉強代だ。

車は日産ノートで色は金!なかなか派手で格好いい。傷ひとつない。この子をブロック塀なんかでガリガリにしないことが今日のミッションだ。

ハンドルやサイドブレーキ、ウインカーなど何度も何度も確認し、緊張マックスで地下駐車場を出発。最初の角を左折してすぐのところで、助手席から「一時停止!」の声。我ながらなかなかだと思うが、地下駐車場に一時停止箇所があるという発想がなかった。

その後、地上出口に向かう道に入りそこね、もう一周。今度はちゃんと一時停止できた。らせん状にあがってゆく道を「ハンドルこのくらいで大丈夫なのか?!」「壁にぶつからないか?!」と鳩豆鉄砲みたいな目でのぼり、地上のまばゆい光に包まれた時にはもう、ひと仕事終えたような疲弊感でいっぱいだった。

その一連の動画がこちら。

今見ても危なっかしいことだらけだけど、それでも一個目の大きなハードルを越えたのは確かだ。

ハードルその1「レンタカーを借りて走り出す」

それも都心の新宿駅地下からのスタートだ。ここから走り出せたなら他の場所でもきっと問題なくいけるはず。

O氏はすぐに高速に入るルートを考えていたが、「それだけは無理」と全身拒否。一般道より高速のほうが安全というのが正しいのは理解しているが、そもそも今の自分は、安全かどうか以前に恐怖感を克服できておらず、それはスピードが上がると増す。

実を言うと、高速バス以外で高速を走った経験自体がほとんどない。まずは車で走ること自体に慣れたいので、そのためにはバイクで幾度となく走って馴染みもある甲州街道や環七、第二京浜のほうがいい。

大通りなので、ペーパードライバー講習の時の下町葛飾ように自転車や歩行者がぽんぽん飛び出してくることもなく、次第に走る恐怖感は薄らぎ、力も抜けてきた。二個目のハードル、もちろん完全にじゃないけどかなり克服できた。

ハードルその2「都心の道を走る」

住んでいる横浜・磯子のシェアハウス近くでは、細い道での鋭角角で曲がり切れなくなりちょっと苦戦したけど、坂だらけの細い住宅街の道も何とかなりそうということで、ちょっと安心。

港南台ICから自動車専用道の横横こと横浜横須賀道路に入り逗子ICまで。そこから逗葉新道で葉山まで。道は空いていたが、やっぱり自分にはこのスピードで走るのはまだ無理がある。てんぱってしまって、短い時間だったけど一気に疲労した。それでもハードルはちょっと下がった。

ハードルその3「高速を走る」

まあ、走らずに済むならなるべく走りたくない。

目指していた葉山のお食事処は残念ながら閉まっていたので、マリーナで中華。食後、車も少なかったマリーナの駐車場でバックで白線の内側に停める練習をさせてもらった。

その後、江の島へ。

江の島で立体駐車場に停め(ここは車びっしりでとてもとても一人じゃ停められず、80%くらいサポートしてもらった)、島内散策&カフェでレトロな炭酸フロート。

さらに藤沢へ向かう途中、大通りからちょっと離れたら住宅街の合間の割と細い道で、すれ違いにどぎまぎしまくり。これもO氏に左側のスペースを確認してもらいながらすれ違ったからいいようなものの、自分一人だったら多分助手席側の側面をすっていたと思う。

慣れるまでは、とにかく裏道のようなところに誘い込まれないようにしなくては・・・(Googleマップに)

そして目的地の藤沢駅近くのホテルのビアガーデン。ここでもう一人の友人とその愛犬と合流し、ビールで乾杯。お酒は一切飲まないO氏に帰途の運転はお願いすることにしていたので。

一日、極度の緊張感の中運転して、喉もカラカラだった。こんなに美味しいビールを飲むのは本当に久しぶりだ。

そして帰途は、見事なO氏の運転で新宿西口へ。

長い長い一日ドライブだった。
出発時のメーター確認を忘れたが、走った道は覚えている。Googleマップ計測で78キロ。

「レンタカーを借りて実際に走ってみる」という体験で、車を運転するハードルはかなり下がったし、苦手意識はまだたくさん残っているけど「自分、いける。いずれ余裕で走れるようになるはず」という自信もついた。

O氏には本当に感謝しかない。ありがとうございました!

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