[読書メモ]『響きと怒り(下)』

p319
一冊の小説が読者の人生を変える。

p332
さらに読者サービスを進めると、フォークナーが一時期夢に描いた出版形態、すなわち過去の時間的位相ごとに印刷活字の色を変えて、七色の紙面を構成する、ということにでもなったかもしれないが、費用の面だけでなく、原典をふくめた従来の出版形態にあまりにも離反するという理由から、今回もその画期的な夢は見送らざるをえなかった。


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