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丁寧に生きるということ

〜「ロッジでヒュッゲな交流会」byみんなで書く会〜

 
「今朝はシャーベット状の雪が積もったよ」
と、翌日ロッジのオーナーさんからのメッセージ。
 

11/11に開催した、『みんなで書く会 』(みん書く)プロデュース
「ロッジでヒュッゲな交流会」は
まさに、冬の訪れを肌で感じた一日でした。
  

兵庫のわが街まで足を運んでくれたのは
沖縄、愛知、京都、大阪と、
各地からお集まりくださったみん書くの皆さんとご家族、
そして飛び入りゲストを含む総勢10名。
 


今回の内容は、
皆さんとの交流や『みん書く』リアル開催なども
もちろんあるんだけど、
最大の目的は
   
 

“今ここ”を全身で感じ切ってほしい

 
  
というものでした。
  

  
3ヶ月前に知り合い、
すぐに仲良くなったご夫妻の邸宅は、
どこを切り取ってもフォトジェニックな洋館。
 
 
初めてお邪魔したときから、
同じ市内とは思えない非日常な空間と
自然と共存する彼らの生き方に一気に魅了されました。
  

お二人の想いやこれからの展望をお聞きする中で、
この空間やご夫妻を多くの人に知ってもらうための
PR設計が頭の中でどんどん膨らんでいって。
 

ただ、ご自宅でもあるので、
「誰でも彼でも来てもらいたい訳じゃない」
というお二人の気持ちも汲んで…
   

となると、大切な場所を信頼できる人から
ご縁を繋ぎたいと思い、
「私の信頼できる人たち=みん書くの皆さん」
をご招待することにしたのです。

「ただただ、感じてほしい」とだけ
お伝えして。
   

コンテンツがぎっしり詰まった
タイムスケジュールは組まず、

食と会話を楽しむなかで
それぞれが必要なものを
持ち帰ってもらえると確信していたから。 
 
 
そして、

『みん書く』の目的の一つに
「自分の想いを自分の言葉で表現する」
があるように、

この環境を五感を使って体感し、
そこから湧き上がるものを言語化するのは
最適なエクササイズになると思ったから。

 

そうして、一日を終え
参加された全員から
「本当に来てよかった」
とお声をいただいたときには、ホッとしました。
  

みなさんそれぞれが
ご自身の背景と照らし合わせながら
感じることもあったようです。
  
中には、想いがこみ上げて涙ぐむ方も。
  
 

どんな一日だったのか?
幸せな余韻のままに
振り返ってみたいと思います。
  

 ーーーー 

私好みのテーブルコーデ。まるでガーデンウェディングのよう
テーブルからその先へ、グリーンがつながる

一日中、雨が降り続いた明けの朝。

ひんやり澄み切った空気と雲間の光を感じながら、
テラスでのブランチを堪能した。
 

目の前に開けた緑の世界と
鳥のさえずりが聴こえる開放的な食卓で
ご主人がサーブしてくれる
彼女のお料理は、ただただやさしい。

“滋味深い”ポテトグラタン

ポテトグラタンを
 「滋味深い」と感じたのは初めてじゃないかしら。

ホワイトクリームが主張しがちなグラタンではなく
ポテトをはじめとする具材本来の味が
控えめながらしっかりと、後から後から追ってくる。

  
ホクッサクッとした焼きたてのスコーンは、
噛むたびにほんのり甘味が広がる。
 
 
後味さわやか、舌触りなめらかな
ナッツ系フレーバーのコーヒーは
いくらでもおかわりできちゃう私のお気に入り。
 

「お腹を満たす」「栄養を摂る」だけの食事ではなく、
食卓をともにする人と
五感までもを共有し愉しむ食事に、
寒さで強張っていた体も自然とほぐれ
笑みがこぼれた。

 

ご満悦顔、激写されてた笑
会話も楽しみながら丁寧にサーブしてくださるご主人


すっかり正午をまわり、
満足したお腹をさすりながら、
室内で暖炉を囲んでゆるりと過ごす。
 
 
初対面の人も多かったのに、
「初めまして」なんて言葉は
当たり前のように存在しなかった。
 
 
隣り合わせた人と肩を叩きながら談笑したり、
オーナー夫妻とじっくり語らったり、
ルームツアーで撮影に夢中になったり、
1歳の可愛いゲストの一挙手一投足に目を細めたり。
 
 
それぞれの心地よい時間を過ごす。
  

 
それでいい。
それがいい。

 

炎ってずっと見てられる
暖炉を囲んで談笑…
どころか、爆笑。初対面な気がしない受講生さんのお母さま。
ルームツアー中。どこを切り取っても画になる
高校生&小学生BOYS 最もフリーダムな二人
  

少し落ち着いたタイミングで、
初めて『みん書く』をリアルで開催し
ライブ中継してみた。

私は、いつもZOOM越しに
顔を合わせている皆さんとやってみたいことがあり、
おねだりしてみた。

それは、毎日、作業時間に入る前に
日替わりで行う3種のウォーミングアップを
連続してやること。
 

書く筋がほぐれ、
“今ここ”を無意識に問いかけ
溢れ出るすべてを言葉にする


これらを一緒にやったら、
どんな化学反応が起きるだろう?

と思ったら…
ウォーミングアップだけで、
シェアや質問が止まらなくなった。笑
 
 

ライブ同時配信中
著書『思わず動く伝わり方』とシカの骨(なんとお散歩中に拾ったのだとか)
著者と挿絵イラストレーター、サインを書くの図

話が尽きそうになかったからか笑、
「ワコちゃん、そろそろ始めていいかな」
とご主人が口火を切ってくれて
大人なBBQが始まった。
 

この時期は日が暮れるのが早い。
16時台にはお日さまが山の影に隠れ
暗く冷え込んでくるのだ。

 
残念ながら、小雨がぱらつき
テラスは断念したけれど、
 
見た目にゴージャスなお肉たちに
ひたすら舌鼓を打つ。
 

秋鮭、キノコ、さつまいも、銀杏…
秋の味覚がギュウっと詰まったホイル焼き、
   
地元産の黒豆おにぎりと
塩にぎり、焼きおにぎりも
  
あぁ、どれをとっても
やっぱりやさしい
 

上質なお肉に舌鼓打ちまくり
お腹と心に沁みわたるやさしい味
収穫期を終えた最高級の黒豆を、この日のために残しておいてくれたって泣


味付けは控えめでありながら
しっかりと旨味が感じられる。
 
 
きっと、旬の食材が持つ本来の旨みを
最善の形で最大限に引き出しているからだろう。
 
 
調味料で作る【足し算の味付け】ではなく、
食材の旨みを生かす【引き算の味付け】みたいな。

そうして心もお腹も幸せに満たされた後、
最後のお楽しみ 夜のまったりタイムに。


彼女を囲み、
お料理に対する信念を聞くうちに
食の役割や家族のカタチ、
生き方やあり方まで
自分に問いかける時間に変わっていく。


すべてを受け入れてくれる
ご主人の大きな懐に触れるうちに
夢や希望を語り始める。


夜が深まるにつれ、
この場を共にする仲間たちと繋がり
自分自身の深いところと繋がり
いろんな想いが溢れ出す。


ここは、そんなことが生まれる場所。


同じ話を聞いても
どう捉えるかはその人次第。

今、自分に必要なことを
それぞれが受け取って帰っていくのだ。

いつもはお料理教室もされている大きなアイランドキッチンを囲んで
こちらはじっくりと男の会話…かな?


時間は命。
命は有限。


だからこそ、
効率よく結果を出すために
スピード感を持って
行動するのは大切だ。


そして、だからこそ、
心と体を豊かに満たす
術を知ることも大切だ、

と私は思う。
要はバランス。

とはいえ、環境を整え、
日常の一つ一つを丁寧に行うのは
簡単じゃないかもしれない。



私が考える
『丁寧に生きる』とは、

どんなに小さくても
ポジティブでもネガティブでも
自分の想いや感情をすくってあげること。

それらを一旦受け入れて
適切に対処してあげること。

そのために

誰とどんな時間を過ごすか。
何を感じ、何を想うか。
どれを選び、どれを手放すか。

自分で決めて、
自分で気づいて、
自分で見極める。


【見極める眼】は、
自分の体験によって養われるものだろう。

それを言語化することで自覚し、
自分が望む方向へ進めるものだけを採用し
なりたい自分を叶えていくのだ。


つまり、
なりたい自分は、自分で作れるってこと。


丁寧に生きるって、そういうこと。

photo by Shundai, Mio, Keiko, Tecopan
素敵な写真をありがとう。


▼『みんなで書く会』ってこんな会
https://x.gd/IpvvN



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