自宅フリースクール開始から1年 ~生徒たちの変化~
フリースクールでぃありす上尾も、おかげ様でもうすぐオープン1年。
先日、上尾市教育センター様より当スクールの見学および研修会実施のご依頼を頂きまして、明日がその研修日。
週末、その研修会のための資料を作成していた中で気づいたことがありました。
”うちに来ている子たち、いつの間にかどんどん前進している”と。
「学校にだけは絶対に行かない」ってあんなに言っていたのに、あるひ”ヒョイ”っと登校しちゃった子。
昨年4月、「教師なんてみんな消えてしまえ」と言っていたのに、現在では週に1回、中学校に登校を継続できている子。(今では担任の先生をはじめ、学年の先生方、校長先生とまで関係を築き始めている。)
お勉強は苦手だったのに、冬休みや定期試験の提出物だけでも頑張って出し続けた子。(担任の先生に褒められたみたいで、すごく嬉しそうにしていました)
一時はかなりふさぎこんでいたのに、お休みしていた習い事を久しぶりに再開して努力を継続できている子。
「もう一度頑張りたい」と言って、英検・漢検を受ける努力を再開した子。
英語のワークを見るとうずくまって泣き出していたのに、今ではネイティブ用のテキストを「おもしろい」と言ってガンガン進めている子。
同じ空間に人がいると部屋の片隅で頭を抱えていたのに、今では誰に対しても「こんにちは」「さようなら」がはっきり言えるようになった子。
なんだかもう、みんな出会った頃とは別人のようになっている。
やっばり中学生ってすごい。
正直、10月~1月の間は心身の調子が上がらない子がほとんどだったのです。
2月になって、一気に成長が加速しているように感じます。
春が、近い。
「来年のクラスによっては、学校、行けるかも」
「来年も同じ担任の先生だったら、教室行ってみようかな」
そんな前向きな言葉も聞かれるようになりました。
次の4月、思っている以上に生徒さん、減っているかもな…寂しいな(笑)
だけど、私のミッションは「一人でも多くの中学生に手助けをすること」であると同時に、「一日も早く”不登校支援”というナリワイが必要とされない世の中をつくること」でもあるので、これも前進。
こんな事を書いている間にも、ある生徒さんのお母さまから連絡が来ました。
「先生、今日はでぃありすお休みします。子どもは今日、相談室に登校しまして、それで疲れたから行かないと言っています。困ってしまいますね」
なんと!!
もう半年ぶりくらいの登校では?
よく頑張ったね、驚いた。
「今日はでぃありすへの来室は結構ですから、思いっきり褒めてあげて下さい」
とご返信して、閉じました。
いや~、春が近いなぁ。
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