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世界文学全集(池澤夏樹編)全30巻を読破した強者!~とても勉強になるサイトご紹介

おはようございます。
池澤夏樹編纂の世界文学全集(全三〇巻)を読了した方のサイトを見つけました。すごいですね!ユゴーやヘミングウェイ、スタンダールやドストエフスキーなど昔ながらの全集とは違って、欧米に偏らず世界各地から優れた作品を選んでいるのでラインアップが斬新な一方、難解で重い作品が多いので読破するのは大変だと思うのですが五年かけて読んだのだそう。この方の書棚はどうなっているんだろうか笑。

ちなみに全集のラインアップはこれ。

1-01「オン・ザ・ロード」ジャック・ケルアック 青山南訳

1-02「楽園への道」マリオ・バルガス=リョサ 田村さと子訳

1-03「存在の耐えられない軽さ」ミラン・クンデラ 西永良成訳

1-04「太平洋の防波堤/愛人 ラマン/悲しみよ こんにちは」マルグリット・デュラス 田中倫郎・清水徹訳/フランソワーズ・サガン 朝吹登水子訳

1-05「巨匠とマルガリータ」ミハイル・ブルガーコフ 水野忠夫訳

1-06「暗夜/戦争の悲しみ」残雪 近藤直子訳/バオ・ニン 井川一久訳

1-07「ハワーズ・エンド」E・M・フォースター 吉田健一訳

1-08「アフリカの日々/やし酒飲み」イサク・ディネセン 横山貞子訳/エイモス・チュツオーラ 土屋哲訳

1-09「アブサロム、アブサロム! 」ウィリアム・フォークナー 篠田一士訳

1-10「アデン、アラビア/名誉の戦場」ポール・ニザン 小野正嗣訳/ジャン・ルオー 北代美和子訳

1-11「鉄の時代」J・M・クッツェー くぼたのぞみ訳

1-12「アルトゥーロの島/モンテ・フェルモの丘の家 」エルサ・モランテ 中山エツコ訳/ナタリア・ギンズブルグ 須賀敦子訳



2-01「灯台へ/サルガッソーの広い海」ヴァージニア・ウルフ 鴻巣友季子訳/ジーン・リース 小沢瑞穂訳

2-02「失踪者/カッサンドラ」フランツ・カフカ 池内紀訳/クリスタ・ヴォルフ 中込啓子訳

2-03「マイトレイ/軽蔑」ミルチャ・エリアーデ 住谷春也訳/アルべルト・モラヴィア 大久保昭男訳

2-04「アメリカの鳥 」メアリー・マッカーシー 中野恵津子訳

2-05「クーデタ」ジョン・アップダイク 池澤夏樹訳

2-06「庭、灰/見えない都市」ダニロ・キシュ 山崎佳代子訳/イタロ・カルヴィーノ 米川良夫訳

2-07「精霊たちの家」 イサベル・アジェンデ 木村榮一訳

2-08「パタゴニア/老いぼれグリンゴ」ブルース・チャトウィン 芹沢真理子訳/カルロス・フエンテス 安藤哲行訳

2-09「フライデーあるいは太平洋の冥界/黄金探索者」ミシェル・トゥルニエ 榊原晃三訳/J・M・G・ル・クレジオ 中地義和訳

2-10「賜物」ウラジーミル・ナボコフ 沼野充義訳

2-11「ヴァインランド」トマス・ピンチョン 佐藤良明訳

2-12「ブリキの太鼓 」ギュンター・グラス 池内紀訳





3-01「わたしは英国王に給仕した」ボフミル・フラバル 阿部賢一訳

3-02「黒檀」リシャルト・カプシチンスキ 工藤幸雄/阿部優子/武井摩利訳

3-03「ロード・ジム」ジョゼフ・コンラッド 柴田元幸訳

3-04「苦海浄土」石牟礼道子

3-05「短篇コレクション Ⅰ」コルタサル他

3-06「短篇コレクション Ⅱ」A・グリーン/G・トマージ・ディ・ランペドゥーサ他

また、この方のサイトは、海外文学に興味ある方にはとても参考になりますので、ぜひ読んでみてください。読んだ本について丁寧に感想を述べられているので購入時にも助かります。しかし本当に図書館に暮らしているのかしらと思う読書量ですねえ。

ここに書いてありますが出版不況の中、海外文学は特に苦しいので、手に入れた本は簡単に手放さない方が良いですね。二度と手に入らない可能性がありますから。ハードカバーの本などはかさばるからといって安易にメルカリに出さないように笑!

今回は参考サイトの紹介でした!

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