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ポジティヴヘルス|”健康な状態”とは 自ら決めるもの

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「 ポジティヴヘルス 」オランダ・ヒューバー医師によって提唱された健康の概念。数値で判断し悪いところに薬を処方する従来の方法ではなく、内面に働きかけ、健康という枠に収まらず「何を… もっと読む
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#対話

ポジティヴヘルスの根幹、安心して学び、対話する場のために、守られるべきルール

日本に帰国後も実践は続いています。全ての方に直接お伝えすることが難しいので、実践に必要な考え方を、ポジティヴヘルスの本部の様子と共に、ご紹介していきます。 ▶︎安心して学べる場ポジティヴヘルスを実践するにあたって、最も大前提の守られるべきルールをご紹介します。このルールを共に確認できるかで、対話の先の言葉が変わってきます。 ▶︎コミュニケーション 黄金のヒント参加者同士で対話を進めるにあたって、最も影響を受けたヒントが多くあります。1つ1つ、じっくりお読みください。 ▶

Day4: 「朝起きて、一番最初に頭に浮かぶ”やりたいこと”」から始まる対話で、患者の生きる力を引き出す医師の実践 #PositiveNIPPONプロジェクト

▶︎ 家庭医の実践ミスター・ポジティヴヘルスの異名を持つ、ハンス医師の元を訪ねました。オランダにおける医療制度で、医療のオープンゲートナーである家庭医であるハンス医師。ポジティヴヘルスを土台とした、対話を元にして、どのように患者と話をしているのか、その様子や、蓄積されたデータを紹介してくれました。 ハンス医師からは、以下の話が中心になります。 【ポジティヴヘルスを土台にしたレベル別手法:ナノレベル】 ・同じ職業同士が、学びあえる本を作成、広く周知する 【ポジティヴヘル

よき「老い方」ってなんだろう?大前提として、隠しだてをしない「話しあえる」文化をつくること。 #PositiveNIPPONプロジェクト

ポジティヴヘルスの3回目の研修と、実践事例のインタビューのため、オランダに向かっているフライトの中で、Intervalとして書いています。 「人生会議」をする上での一つの手法としてのポジティヴヘルス ポジティヴヘルス~ の著者、シャボットあかねさんの「安楽死を選ぶ オランダ・「よき死」の探検家たち」の本から、改めて、「対話」する文化について、深めています。 日本でも、2019年、アドバンス・ケア・プランニング(人生の最終段階における医療・ケアについて、本人が家族等や医療・

Day2:自ら実践できないものを、人に強いることはできない。「クモの巣」を使った対話がポジティヴヘルスの土台。#PositiveNIPPONプロジェクト

6つの側面からなる”クモの巣”を対話の起点に ポジティヴヘルスは、「社会的・身体的・感情的問題に直面した時に適応し、自ら管理する能力としての健康」 というコンセプト です。これを可視化し得るものが、下記の”クモの巣”です。オランダの方の例を見てみましょう。 ①「身体の状態」 ②「心の状態」 ③「いきがい」 ④「暮らしの質」 ⑤「社会とのつながり」 ⑥「日常機能」 この6つの項目について、自己評価し、点数をつけて点を結び、可視化します。 あくまで、”クモの巣”は、「対話