ゼネラリストのジレンマ

スペシャリストとゼネラリストという言葉があります。
ボクはどちらかというとゼネラリストに分類されるのではないかと思います。

というのも、数社のWeb制作会社では制作ディレクター、Webプロデューサー、コンサルタント、インターネット広告営業と制作現場側にも営業サイド側の経歴もあります。
さらに言ってしまえば、Web制作会社での総務人事部的なポジションにいたこともあり、一通りの部署に所属していましたといっても過言ではありません。今だって、会社の経営者というポジションにいますし。
それぐらいゼネラリストなわけです。

一方転職市場では、キャリアもわかりやすいスペシャリストのほうが好まれます。決してゼネラリストが求められていないというわけではないのですが、わかりやすさ、と言う面ではスペシャリストに軍配が上がります。

何でも出来ます、というのは何もできないというのと等価

ゼネラリストは何でもできるが故に、特定のジャンルで秀でているという点が無いのも特徴です。
それは極端な話、何でも出来ます、というのは何もできないというのと等しいのです。

というのは、あらゆるジャンルにリソースを割いてきたために、それが分散されてしまい、それぞれが中途半端になってしまうというリスクがあります。
スペシャリストは特定のジャンルにリソースを割いているので、突き抜ける可能性も高いです。

スペシャリストとゼネラリストを並べた時に、突き抜けているスペシャリストのほうが目立ち、そちらにお仕事をお願いしたい、という話になります。
結果、ゼネラリストはあらゆるジャンルのスペシャリストとの勝負に負けて、仕事を得にくくなります。

何でも出来るということは結果何も得られないということです。
これは二兎を追う者は一兎をも得ずということわざにも表現されていました。

ゼネラリストは何で訴求していくべきなのかわからなくなった

これがいま自分の置かれている状況になります。
このままゼネラリストで推していくべきなのか、何か進路を見つけてスペシャリストになっていくべきなのか。

その板挟みの中で、もがき苦しんでいるのが現状になります。


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