ニートにも夢がある

何か身体が重い感じがしていたが、2月に入り、ちょっとだけ気力が出てきた気がする。外は日が沈むのが遅くなり、日が明けるのも早くなっている。仕事をしているときには環境の変化に気付けなかったが、人間的になってきていると思う。

今の自分が語ることは恥ずかしいことなのかもしれないが、夢について語りたい。ニートにも夢があることを知ってほしい。

「すべての人が平穏な日々を送ること」

会社を辞める直前にたどりついたことである。それ以前は「今の世の中を変えたい」と何人かに大言を吹いて回っていたが、「じゃあどうするの?」と反撃されて何も言えず撃沈していた。

生きづらい人がいない世の中ができたらどれほど素晴らしいことだろうか。収入もない自分が今すぐにそんな大がかりなことができないこともわかっている。社会を変えることも自分にはできないことがわかった。

でも、その夢を実現するためにはどうすればいいのか?友人に言われた「じゃあどうするの?」が頭を離れない。

間違っているかもしれないが、今の自分の心身状態に合った「今できることをする」という結論に至った。前にも書いた気がするが…。

「今の自分の心身状態に合った」と書いたが、ニート生活をしていて気付いたことが一つある。自分の心身状態は健康とは言いづらい、むしろ不健康だということ。

頭痛や頭重感、腹痛、だるさ、肩こり、首こり、股関節痛、眠れないなど我慢できないほどではない毎日の不調。社会人時代はそんな状態に見て見ぬフリをして仕事に行っていた。人間は今の自分の状態と向き合う時間が必要だと思う。休むことは決して怠けではないだろう。「無理」して頑張っている人は頑張って休んでほしい。

脱線したが、夢を実現するために今の自分に必要なことは、

①健康になる
②自信を持つ
③困っている人を助ける

の3つを思いついた。「仕事をしろ!」「意味あるの?」というツッコミが色々な方面から飛んできそうだが、耳を塞いで「アー」と叫んで無視しようと思う。今の自分が仕事をしても同じ過ちを繰り返すだけだろう。

どれも自分にとって必要なことに思えるし、実際に筋トレや有酸素運動の負荷を上げた2月に入って気力が少し出てきた。少し前向きになれたおかげで雪かきボランティアにも登録できた。入眠困難と中途覚醒は相変わらずだが。

最後に、子どもの「仮面ライダー(プリキュア)になりたい」という夢は素敵だと思う。やりたいことがあることがまず素敵だし、たとえ仮面ライダーになれなくても、仮面ライダーの映画に出演できるかもしれないし、裏方になれるかもしれない。平和を守る人になるかもしれない。子どもの可能性は無限大だ。

卒業文集に夢がなくて、「会社員になりたい」と書いてニートになった者より。


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