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祖母のお家

先週、祖母のお家を片付けに行きました。
こどもたちも一緒に行って、実家で寝泊まりしたので親との都合も兼ねて、できる時間は午前中だけの二日間。

やれることは全体からすると本当に微力なものでした。
ですが祖母が美味しいものを作ってくれていた台所はきれいにしようと思い、台所と茶の間を重点的に。

私の祖父は、私が産まれた頃には亡くなっていたので祖母は長い間一人暮らしをしていました。
遊びに行くといつも美味しいものを作ってくれて、自家製のお味噌や梅をお土産にくれたりしていました。
当時でもお家は古かったですが、いつもキレイが保たれていて居心地が良かった思い出があります。

その祖母の台所が、どこから手をつけようかな…と止まるほどゴチャゴチャ。

片足は引きずる状態でしたし、一度脳のことで倒れているので、片手も不自由でした。
それでも一人で暮らす方が気楽だからだと、しばらく不自由ながらもお家で暮らしていました。

ようやく最近、近くの施設に入れることとなり、少し安心に。
やはりお家の状態をみても、一人が気楽だからと言っても、一人で暮らせる状態ではなかったので。


祖母のお家を片付けながら思うのは、誠実に丁寧に、家族と自然を大事にしながら暮らしていたなぁということ。
祖母の身体が元気な頃の暮らしを思い出し、今の自分の暮らしを照らし合わせると、自分はまだまだ未熟過ぎて
「ばぁちゃんのように歳を重ねられるかな…」という気持ちに。

そしてもし自分が長生きできたとして、心も体も健康で過ごせるだろうか。いつ何が起こるかわからないことを実感し始めた30代半ば…過ごせないかも。
でもできるだけ健康でいるために、今を誠実に楽しく頭も体も使って過ごさないとなぁ。

明日から普段の生活に戻りますが、まだこどもたちは春休み。
合間をみて制作に入ります。

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