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うまくいかなかったことだけで終わらない

今日は朝から、二つ用事があったのだけど、ことごとく玉砕して、めちゃくちゃ気持ちが落ち込んでしまった

一つは離婚にまつわる手続きで、あと一つ残すだけなのだが、これがまぁ一筋縄ではいかなくて、去年の夏から、もう両手を使わなくてはならないくらいの数、役所という役所に足を運んでいる

…今日こそ最後だ!…
そう意気込んで役所にいくが、向こうの開口一番、
『えーと、○○に関する証明書はありますか?
これがないと手続きできません』
…でた!まさかの一言。デジャヴか?笑っ

そこは私もなれてきており、なんとかまた足を運ばなくていい方法を伝授してもらい、それでも霞ヶ関に書類をとりに、グーグルマップで経路を確認する
そうしていると連絡がはいり、今日私が取りに行かなくてもよい段取りになったと弁護士先生からの連絡で、ホッとむねをなでおろす

二件目の用事にそなえて、早めにアランとニコルとお散歩へ
梅は見頃だけど、気分は晴れない

そんな気分で二件目にいけば、思ったよりも自分の力が及ばないことを知り、心の臓が凍りつき、生きた心地がしなかった

なんとかそこは契約はまぬがれて、息子と二人でがっかりしながら、てんやとミスドという糖質と脂質しかない夕飯買って、お互いに反省やら後悔やらで、半分言い争い…

こんな日もあるんだなぁ

家で冷静になって、お互いに本音でぶつかって、励ましたり、励まされたりで、もう一度あらためて調べ物して、また明日に仕切り直しとした

今日うまくいかなかったことは、今日は縁がなかったこと
ただそれだけであって、今日は縁がなかったことをあとから振り返ったときに、やっぱりあのとき、縁をこちらから切ること選んでよかったよね、と、たぶん苦笑いしながら、言い合う日がくるんだろう

こういうやり取りを重ねて、私と息子は、今初めて親であり、親子になった実感を感じている

今までも親子ではあったが、それは血の繋がりであって、お互いに認めあっていたかといわれれば、お互いに首を振っていたと思う

お互いのことを思いやり、そしてお互いのことを一人の人間として認め合う

簡単なことだが、私達にはとても難しく、まだまだ試行錯誤の途中である

でもちょっぴり進化した親子関係が心地よく、この息子の親になれたことは、やはり私の人生の唯一無二の自慢だなぁと、親バカ全開でここに記している

いつまでもこんな日は続かないけど、もうすこしこういう関係が続くといいなぁと、願う息子20歳の冬である

昨日書店で幡野さんの新刊をゲット!
渋谷パルコでの写真展も楽しみに、あと少しの役所仕事をがんばります

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